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宇都宮競輪場では30日から「スピードチャンネル・スカパー杯(FⅡ)」が開催。同開催は6R~12Rでルーキーシリーズの第1戦を実施。2日目6レースに出走する宇野紅音に話を聞いた。
ルーキーシリーズ初日が終了。検車場の雰囲気は、やはりどこかいつもと違う。新人選手たちの緊張感がこちらまで伝わってくる1日だった。
レース後、険しい表情でローラーに乗ってクールダウンをするガールズ選手がいた。宇野紅音だ。宇野といえば、卒業記念の代表インタビューで大勢のマスコミ関係者を前に『変顔』を披露した“度胸満点ガール”。ハツラツとした笑顔が印象的だったが、ローラーの上では勝負師の顔。
レースを振り返って「すみません。4着なので、車券を買ってくれた方たちに貢献できず申し訳ない気持ちで一杯です。オッズを見ていたし、ゴール後は「本当にごめんなさい!」って感じで…。ファンから厳しい言葉が飛んで来るかなと覚悟もしていたけど、優しい人ばかりで良かった」と第一声は謝罪から始まった。
賭けの対象である以上、選手は車券に貢献するという気持ちが大事なのは言うまでもない。しかし、新人選手かつデビュー戦、普通なら緊張や不安で一杯一杯なはず。19歳ながら、すでに宇野はプロ意識をしっかりと持っている。
予選②の番組を見せると「自力を出したいです。今日の反省を生かして、力を出し切れるように頑張ります」とコメント。
隣枠は卒記クイーン・松井優佳、マーク策は頭にないのか尋ねると「人の後ろにいるだけじゃつまらないし、離れたり包まれたりするリスクもある。面白いレースがしたいんです、私。もちろん確定板を目指すけど、見ているお客さんが「お!頑張れ!」ってなるような走りがしたくて。松井さんがスタートを取るかどうか次第。松井さんが捲りの組み立てなら、やっぱり自分は松井さんよりも前々でレースを運ばないと厳しいですよね」
〈宇野の十八番?魚の口の変顔〉
度胸満点ガールが一体、どんな走りを見せてくれるのか注目だ。そして最後に写真をお願いすると「得意な変顔があるんです!魚の口みたいにこうやって。どうですか?これってできそうで、難しくて」とお決まり?の変顔を披露。
記者が「これは掲載やめておきましょうか(笑)」と一応、聞くと「使っちゃいましょう!」とGOサイン。
宇野のガールズケイリンを盛り上げようとする姿勢や車券貢献に対する熱い気持ち、そして明るいキャラクターがファンへ届きますように。