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キレキレだった全盛期を知っているだけに、三谷竜生のあの捲りでも差すのでは?と思って見ていたが、結果はマーク流れ込みの2着で三谷との着差は二分の一車身あった。
「抜けたらG1でも戦える。楽に付いていければG1にまた戻れる。そういう気持ちで走っていました。追走は綺麗にできたけど、ペダルにうまく体重が乗っからなくて、4コーナーでは、あ~、抜けへんな~って(苦笑)。最後のスピードが一枚足りひん感じですね」。
これまでの競輪人生は怪我との戦いで、落車する度に前より強くなって戻ってきたが、そんな村上ももう43歳。表情や雰囲気もだいぶやわらかくなったし、「これからゆっくり戻していければ…」と焦った様子は全くなかった。
「こうやって竜己と走れたのはすごく嬉しいし、これが自分のバロメーターにもなる。これから飛躍的に強くなることはないと思うけど、荒井崇博さんとか成田和也さんとか佐藤慎太郎さんとか、自分より年上の人が頑張っているし、そういうのを見たら諦めたらあかんって気持ちになりますね。今は怪我したらまた休めばいいくらいにしか思っていないし、あまり気負わず、コツコツ一生懸命やっていくだけ」。
3日目の準決12Rは三谷にもう一度行ける『おかわり』の番組になったし、またしっかり付いていって、今後はもっと迫りたい。