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取手競輪場で10日から「デイリースポーツ賞(FI)」が開催されている。
S級決勝12レースに出走予定の吉田拓矢に話を聞いた。
連日、豪快な捲りで初日特選から無傷で勝ち上がった吉田。
やはり前期S班として活躍していたこともあり、圧倒的な力を見せつけていた。
意外だったが、地元・取手での優勝はチャレンジで完全優勝を一度。
それ以降はグレードレースを含めての優勝がなかった。それだけに今回の地元戦へ掛ける思いは人一倍だった。
初日特選を終えて「気持ちを切らさずに挑みたい」と話していたが、その通り気持ちの入った走りを見せた。
2走終えては「オッズを見ないようにしていたけど、目に入ってしまって『おぉ…』ってなりました。
牽制もあったけど余裕はあったし、優勝を狙えるデキだと思う」と期待出来そうなコメント。
初日特選から2日間連係している諸橋愛は連日「吉田君が強い。抜ける感じ? 抜けそうな感じは全然ないよ」と苦笑いを浮かべるくらいだった。
前走の立川では7車での競走に少しの戸惑いを見せていたが、今開催はそれを感じさせないくらいに強い走りを見せてくれている。
念願の地元優勝への期待はますます高まる。