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【松戸ナイター】間もなく39歳、戦法チェンジについて言及・岩本俊介

2023/04/11

松戸競輪場では10日から「富士通フロンテック杯(FI)」が開催。2日目の12レースS級準決勝に出走する岩本俊介に話を聞いた。

前走の伊東では番手回り、自力、番手回りで完全優勝。「初日特選は深谷君と連係を外してラインに迷惑をかけた。決勝は深谷君、東君と南関ワンツースリーが決まって良かったです」と話した。

 



今開催が終わると13日には39歳の誕生日を迎える岩本だが、馬力のあるパワフルな自力は健在だ。

「その時々で前でやったり番手を回ったりと、どちらでもできるように準備はしている」と言うが、いくつまで自力選手として戦っていくのか。岩本はこう答える。

 

「村上義弘さんがある人に言った言葉らしいんですけど『そういうの(追い込み・マーク転向)は自然の流れ』ですと。だから、来るべきときが来たら身を任せる感じですかね。具体的にいくつまで自力とは考えていない。やれるところまででやっていこうかなと」

 

ともに千葉をけん引する自力選手といえば、岩本の1つ年上の野口裕史がいる。バック回数20オーバーと強烈な先行力を誇る。「あのオジさんの存在は刺激になっていますね(笑)」とニヤリ。

間もなくデビューを迎える新人選手2名を含め、千葉には30歳以下の男子選手は10名。S1班不在と、他地区に比べると若手機動型の勢いに欠ける。若手の底上げについて岩本は「選手それぞれ目指すものがありますからね。各々のスタイルがあるし、それぞれの持ち味を磨いていってくれれば良いんじゃないですかね」と言及。

 

初日特選は岩本が赤板で一気に踏み込んで先行態勢に持ち込むも、打鐘から嘉永が成田の牽制を乗り越えて巻き返しに出る展開。両者の踏み合いは嘉永に軍配。「嘉永が強かった、イケメンにやられたよ! 顔で勝てなきゃ何で勝てるんだか、ちくしょう~。明日起きたら、嘉永と俺の顔がチェンジしていたりしない?」と嘉永本人の前でぼやく、ぼやく。「準決勝は白戸さんが付いてくれるので、しっかりふたりで決めたい」と締め括った。