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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で開催されていた「PIST6 Championship」の「ファーストクォーター」ラウンド1が8日に幕を閉じた。最終日の決勝(12レース)で初参戦で初優勝を成し遂げた東矢圭吾に話を聞いた。
――初優勝おめでとうございます!
「ありがとうございます。凄く嬉しいです!」
――5コースと後ろの方のスタートでしたが、早めの動きでした。作戦はどう考えていましたか?
「あの車番だったし、木村(佑来)君よりも先に動いて、木村君の後ろに入れたらと思っていました」。
――作戦通りの展開になったんですね。
「そうですね。木村君がカマしてきたけど、それを併せる位の気持ちで踏みました。残り1周くらいから車間を詰めて踏み出したけど、もうここからいかないと差せないと思っていたので」
――優勝したと分かった瞬間は?
「残り1周に入って、2コーナーを回ったときくらいには前を交わせるなと。ただ、後ろの佐藤さんには差されたかもしれないと思って、決まるまで分かりませんでした」。
――今回、優勝出来た要因は?
「思い切りよくいけた事ですかね。4走とも全部ちゃんと自分でレースを作れたのもよかったですね」。
――今回はPIST6初参戦でしたが、実際に走ってみてどうでしたか?
「学生時代から7年くらい競技をやっていた。現行競輪よりも長くやっていたので違和感なく走る事が出来ました。今回走って、脚を使って位置を取る事が大事だなと思った。競輪ではライン戦になるので、自分で位置を取っていけるようにしたいですね」。
――初優勝ということで、優勝賞金の使い道を聞いてもいいですか?
「んー…そうですね。得にはない、ですかね。これが欲しいとかはあんまりないので。
ただ、欲しいものが全くないわけではなくて、本当にすっごく高いものなので、競輪選手を辞めるくらいに買うような感じですかね(笑)」。
――お兄ちゃん(東矢昇太)も喜んでいますかね? そしてお兄ちゃんの記録を超しましたね。
「多分、喜んでくれていると思います。お兄ちゃんには『優勝したぞ』って煽っておきます(苦笑)」。
――最後に今後に向けての意気込みをお願いします。
「(現行競輪では)自分のレースをしていきたい。その結果で(S級に)特進出来たら嬉しいです。あとは、地元の熊本や九州で強い選手が多い。その中で自分が先頭に立って引っ張っていけるようになることが目標です」。