FⅠ&FⅡニュース

【立川】橋本瑠偉に聞く「眞杉匠の凄さとは」

2023/04/06

立川競輪場では6日に「デイリースポーツ杯(FI)」が開催2日目を迎える。12レースのS級準決勝に出走する橋本瑠偉に話を聞いた。

当地初見参の橋本は「自分の弱さが出てしまったレース。でも、風が強い中で主導権を取れたのは収穫です」と初日の予選を振り返った。

 

準決勝の番組が発表されると「ここ(準決勝)で眞杉君と連係ですか。前後は眞杉君の考えを聞いてからですね、僕が前になるとは思うけど。眞杉君も久しぶりの実戦だし、自分で駆けて感触を戻したいって気持ちもあるかもしれないので」と話し、レース後で息を整える眞杉を待った。

 

――栃木へ移籍後は圧倒的な成績を残していますが、グレードレースを走って感じることはありますか?

 

9車立ての経験不足で慣れていない。もうワンランク上で戦うためには、全体的にまだまだ足りないし、底上げが必要だと思います。

 

――練習仲間でもある眞杉選手。どんなところに凄さを感じていますか?

 

うーん、真面目なところ。人として尊敬? いや、それは分からないですけど(笑)。選手として練習に取り組む姿勢というか、メリハリがありますね。

 

――練習といえば、眞杉選手を頼って他県、他地区から練習に来る選手も多いですよね。

 

『人を巻き込む力』がありますね。「明日は何時から、どこどこで練習です!」って連絡をしたり、自分よりも力の劣る選手をも巻き込む。みんなで強くなっていこうっていう気持ちが、全体の士気を高めてくれているんだと思います。みんな練習で眞杉君に引きずり回されている(笑)。

 



 引き上げてくる眞杉に駆け寄り、話し合う。お互い意思の確認といったところで、時間はかからず…

 

眞杉:久しぶりのレースでオーバーペースだった。きつかった〜。準決は橋本君に。頼みます、番手の仕事に徹します!

 

橋本:自分が前で頑張ります。あんなレースをされちゃ、任せられないですよ~(笑)。また決勝でも連係できるように頑張りたい。

 

と笑いを誘った。ふたりの連係は宇都宮(2月)の決勝以来で、その時も眞杉は橋本を目標に番手捲りで優勝を決めている。

 

「今度こそワンツー、ラインで決めたい」という気持ちは互いに強いはず。関東を背負って立つ若きコンビの息の合った連係に期待したい。