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3月2日 第123回生(男子)・決勝戦レース後の優勝者インタビュー
決勝戦振り返りダイジェスト
初手の並びは前受けからから山元ー斉藤ー荒川ー佐藤ー黒瀬ー出口ー浮島ー保田ー竹澤で周回。
先に動いたのは優勝した荒川。三番手から赤板すぎに前へ出る。更に打鐘前で内に佐藤、外に出口で同時に両者が前へ出て出口が先行態勢。後方から黒瀬がホームで巻き返すも不発。それを追っていた浮島が切り替え捲り、佐藤が2コーナー併せ踏み、その後ろの保田とバックは3人での捲り合戦。その動きを後ろで射程に置いていた荒川が、捲り制した浮島を追いながらゴール前交わし優勝。荒川は在所成績でも逆転し1位の名誉に華を添えた。
▼ 優勝 荒川 達郎 候補生 (埼玉)
『まずは優勝おめでとうございました!僅差のゴール前勝負でしたが優勝は確信されたんですか?』
3コーナーで浮島候補生を追うのに必死で、距離自体もあったので届くか半信半疑でした。
『決まった瞬間の心境は?』
届いたんだとホッとしましたね。
『走る前の心構えはあったんでしょうか?』
優勝は狙っていましたが、予選が一番緊張していたのでそれと比べたら気楽に構えていました。なるようになると。戦法は先行と決めず、流れで1着を取りにいった感じです。
『卒記チャンプと在所1位のダブルの名誉です。お気持ちを』
素直に嬉しいですが、今後プレッシャーも付きまといますね。自覚しながらデビューしてからもしっかり走りたいと思います。
『デビューして初めてもらう賞金はどう使いますか?』
養成所でいただいた報奨金もありまして、兄二人とも話して両親を旅行に連れていきたいなと考え中です。まだ埼玉の実家で暮らすので、少しでも親に恩返しできればいいなって。
『では最後に、これからの抱負をお願いします』
卒業記念決勝も本当は逃げ切りで勝てれば最高なのは分かっているんです。それをしたいけど出来なかったので、これからはもっと力を付けて大きいレースで叶うように精進したいですね。それと関東を代表できる選手になり、関東の先輩から「荒川に任せれば安心」と言ってもらえるような選手を目指したいと思います。
▼ 準優勝 浮島 知稀 候補生 (群馬)
『レース後の感想をお願いします』
残り2周からゴチャ付き始め、良い位置を取りたく内々へ行きたかったんですが。立て直して行けるタイミングを計り捲って行きました。捲り切って勝てた感じもあって、決定放送が入るまでは正直優勝したと思いましたよ。でも準優勝でしたね(苦笑)。決勝は全力でパフォーマンスできて出し切れたので、結果に関係なく納得はしています。
3着 竹澤 雅也 候補生 (福井)
『レース後の感想をお願いします』
スタートを狙っていましたが、取れずで後手を踏んだ割に結果が3着ですからね、気持ちは嬉しいです。決勝も捲り狙いで、訓練でも先行にはこだわりませんでしたが、デビューしたら近畿の強い人たちに前を任されたいので。その為にもチャレンジ戦からしっかり自分の形を作っていきたいのが今後の課題になりますね。