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小松島競輪 2日目 4R2番車 中野光太郎
5R1番車 藤田 洋平
記者「初日は弟子との初連係でしたね。」
藤田「やっと(中野)光太郎と一緒に走れた。前期は僕が1・2班だったから一緒の配分はあっても、一緒のレースは無かった。光太郎は脚があるし、この先トントン拍子で上に上がるでしょう。もしかしたら、これが最後の連係になるかもって考えたら泣きそうになっちゃいました(笑)。昨日、作戦会議でも『前受けから全ツッパします』って言ってくれて…。普段、そんなレースをするタイプじゃ無いでしょ。その気持ちが嬉しかったし、涙が出そうになった。このレースは僕の今まで競輪人生で一番心に残る最高のレースでした。二人とも着は良くなかったのでファンのみなさんには申し訳ないですけど。」
記者「中野選手は?」
中野「師匠おおげさですね(笑)。僕からしたら何年もアマチュア時代に面倒見てもらっていたから当然の事ですよ。作戦なんてメンバーを見て2秒で決まりました。師匠が被るようなレースもさせたくなかったので、ずっと踏み上げていました。もう4角まで持てば良い。あとは師匠頑張ってくださいって。初日、沈んだのはただただ僕が弱いだけ。これから僕が練習するだけですよ。」
徳島師弟コンビは初の連係だった。競輪は同じようにラインは組まれるが、そこに至る経緯は様々で懸ける想いも違う。結果こそ残せなかったが、良い師弟関係・競輪を見せて貰った。