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小松島競輪 名物実況 茂村華奈
記者「茂村さん今開催が最後になるんですか?」
茂村「3月末までは小松島競輪場に居るけど、本場開催が3月は無いから、これが最後。」
記者「じゃ今開催のどこかで最後の実況を担当するんですか?最終レースとか。」
茂村「ない。もう岩原にバトンタッチしてるから。勿論、岩原が実況している横に居るけどね。」
記者「ファンは最後に茂村さんの実況を聞きたいんじゃないですか?僕も期待していたのに。」
茂村「そういう声やメールは来ているみたいだけど、私は岩原にも失礼だと思うから。でも、もしかしたら全レース終了後にファンに向けて何かあるかも。」
記者「茂村さんは実況を初めて何年やられていたんですか?」
茂村「27年。みんなに支えられてやってきました。ほんまにみんなのお陰ですよ。いっぱい喋らせて頂きました。」
長年、小松島の名物実況として活躍してきた茂村さん。甲高い声の実況を耳にすれば、競輪ファンなら誰もがすぐに小松島だと気付くほど根付いていた。また数々の名キャッチフレーズも残す「ここは俺の庭!」「渦潮スクリュー!」等。地元勢を裏から盛り立て、地元選手にも愛されていた存在。記者も開催毎に色々と世話になった。2年前の小松島記念の時には動画撮影にも。有力選手や地元選手を個別に撮影し、茂村さんにも急遽出演を依頼。その時の動画再生回数が地元のエース小倉竜二選手で2000回程。他の選手は100~300回程。茂村さんは1.3万回とぶっ千切りの注目度。若い頃には、お笑い芸人を目指し、最大手のお笑い事務所の最終オーディションに残った逸話も。記者は今日、お別れカードを貰ったが、最後の最後まで一言笑いを入れてくる。いつも周りを気遣い、裏方に徹してきた茂村さん。27年間お疲れ様でした。僕の私情で言わせてもらうと、最終日の最終レース決勝は茂村さんの実況で締め括って欲しいなぁ。声を聞かずにお別れなんて寂し過ぎませんか?ファンのみなさんどう思います?