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高知競輪 最終日 9R 6番車
町田 太我 選手
記者「前回の静岡から調子を戻していますね。」
町田「フレームを前のヤツに戻したんですよ。」
記者「それだけで?」
町田「特に追い込んで練習をやったってのもないし、フレームですね。」
記者「昔のフレームはどんな特徴が?」
町田「ハンガが上がっているので、ダッシュが良くなったんですよ。出脚が良くなって、その分踏み込まなくてもよくなって、道中の脚を温存できる。そうしたら最後の踏み直しが効くようになった感じです。」
記者「永らく低迷していたけど、今気付いた?」
町田「本当に気付くの遅かった~(笑)。もったいなかったですね。フレームを戻せばすぐだったのに(笑)。」
記者「今節はG1で相手も強力だけど逃げ切ったり、以前よりもパワーアップしているように見えるし、仕上がっているように見えます。何か他に変わったことは?」
町田「調整方法ですかね?松浦(悠士)先生と大川(龍二)先生にメニューを考えてもらって一緒に調整してきました。コンディションはめっちゃ良いです。それと低迷していた時は練習が全然楽しくなかった。今はめっちゃ楽しく練習できるようになったんですよ。」
記者「それはフレームを変えて自転車が進むから?」
町田「気持ちの問題ですかね(笑)。練習は違うフレームで重くて進まないんですよ。だから、本番でこのフレームだと軽くて進む。レースが楽しいです。」
記者「初めてGⅠで準決勝を走ってどうでしたか?」
町田「僕はチャレンジャーの立場だったし、すんなり決勝に乗れるとは考えていませんでした。だからリラックスして走る事が出来た。内容も自分に出来ることはやれたと思います。このレースで僕に足りないのはトップスピードって事が分かったのも大きいですね。世界の脚と戦えるようになるにはスピードの強化。そこが今後の課題です。ここを走れた事で上のクラスとの戦いも見えてきました。」
記者「このクラスでプレッシャーを感じると思ったけど、リラックスできたんですね。」
町田「ホームくらいで屋台かな?ソーセージを焼くような臭いもしてたんですよ。それに気付くくらい落ち着いていました(笑)。」
記者「この全日本選抜もあと1日ですね。」
町田「最後まで気を抜かず、全力で行きますよ!」
嫌々やっていた練習が、楽しみながら出来る様になり身に付く練習に変わった町田。本人も手応えを感じているようで終始、笑顔が絶えない。今後の課題も見つかり、また練習に身が入るだろう。今節だけでなく、町田が「大物食い」に化けそうだ。