FⅠ&FⅡニュース

【西武園モーニング】ルーキー 坂田康季

2023/02/20

20日から西武園競輪場でモーニング競輪「オッズパーク杯(FII)」が開催されている。

2日目チャレンジ準決勝 5Rに出走予定の坂田康季に話を聞いた。


坂田は1月の松山開催で落車。肋骨骨折をし、約38日間の欠場を経ての復帰戦だったが、正攻法から別線を突っ張り切っての押し切り勝ち。

落車の不安を感じさせない力強い走りだった。


そんな坂田が見せてくれたのは養成所時代から書きためているという『競輪ノート』。

デビューした今ではレースごとにポイントや注意点を事前に書き、レース後に振り返っているという。


「自分は脚がない。だから、レースの展開作りや踏み方で勝負している。色んなレースを見て研究したり、頭で色々考えています。

同県の山田庸平さんからもそうやるのは普通。デビューしたばっかりなら尚更やらないと、とも言われました」とのこと。


レース自体も後ろに付いてくれる選手の事を考えながら組み立てているようだし、復帰戦の今回に向けては休んだ分も取り返せるようにと練習をかなりしてきたそうだ。


見た目は今時の青年という印象だが、ひたむきに競輪に向き合っている様子はヒシヒシと伝わった。


坂田自身は脚がないと話していたが、初日の走りを見てもただただ強いのひと言。

準決勝は地元ルーキー近藤圭佑との同期対決とはなったが、連勝ゴールに期待したい。