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◎主力、惑星が接近・近畿の結束力に期待だ
地の利と固い絆で近畿勢が遠征の面々を迎え撃つ。地元でいつも以上にハッスルする岡崎智哉がラインの最前に立って他派をねじ伏せると、同じく地元の神田紘輔、そしてベテラン健在を誇示したい稲垣裕之らが体を張ってガードに回り上位独占を果たすか。
今シリーズの得点最上位は内藤秀久。しぶといマーク捌きは定評があり、勝負圏をキープして直線の差し勝負に持ち込みたいが、南関勢の機動型が手薄なのが心配なところ。
関東の雄は武田豊樹。過去当所では幾多の好勝負を熱演。現在2班ながら果敢な先行、捲りで売り出す橋本壮史が勝ち上がって来ると強い味方になる。
中部からは先の奈良記念で大暴れ。皿屋豊が力感のある先行、捲りでV戦線を沸かせるはず。北日本の大森慶一、五日市誠とキメ脚が売り。それを活かす位置をどう確保?そこが浮沈の鍵になりそうだ。
今シリーズ近畿勢の浮沈の鍵を握る存在が、この岡崎だ。戦歴的に見ると好調時には及ばないまでも地元ではプラスアルファの力を発揮する。リズム感に富む先行、捲りで習熟の走路を一気に加速。ファンの声援にガッツポーズで応えて欲しい。
稲川翔、南修二らと比べるとマーカーとしては派手さで譲るが、地道な努力で現在の地位を築き上げる。目標を掴めば堅実なマーク戦を展開するし、型通り運べばキメ脚に冴えを温存。気迫で自分のポジションをキープして最後にグイっと決める。
かつては弾丸の捲りで他派を一蹴。そんな時代は今は昔に。マーク屋としての地歩を固めるが、巧者を相手に横を争っては分が悪い。やはり身上は鋭いキメ脚で窮地奪回へ時に放つ捲りも効果的。アラフィフ世代に勇気を与える活躍を期待したい。
好事魔多し。復調ムードと思えばまた転倒。加えて近況は欠場がちで我慢の時期を迎えているが、地元を走る限り泣き言は言っていられない。機動戦からマーク、追込みと展開、対敵に応じて今、出来る精一杯の走りを貫き復活への道を切り開く。