【奈良競輪春日賞争覇戦３日目】村上義弘トークショー　「こっそりグランプリを見に行った。」

３日目の８Ｒ発売中に、去年引退した村上義弘のトークショーが行われた。

引退してからどのように過ごしていたかと聞かれると

「競輪をやめて、自転車を見るのも嫌でずっと家に居ました。１日のスケジュール的には妻や家族と一緒にいることが多くなって、今まで出来なかった家族孝行がやっと出来た。」

と話す。

また、年末のグランプリをこっそり見に行っていた様で

「完全プライベートで脇本と古性を見に行きました。服装はダッフルコートを着てましたね（笑）。お客さんには何度か声を掛けられたけど、人違いだと言い張りました。直前のレースが終わってから、２センターくらいの所にずっといて、自分がグランプリに出場していた頃を思い出しながら過ごしていた。お客さんの熱気を感じて凄く感動しました。レースが始まって脇本が仕掛けて行く所から息が止まった感じで、ゴール後は思わず叫んでしまった。その後に隣のお客さんからやっぱり村上さんですよね？と声を掛けられてバレましたね（笑）。凄い中で走らせてもらってたんだと気付かされました。これからは新しい近畿の競輪を作ってほしいですね。」

と語った。

最後に

「辞めてから中々人前に出ることはなかったけど、こうしてまたファンの皆さんの前に出れて嬉しく思います。自分はデビューした時からスター候補ではなかったけど、２８年間最初から最後まで頑張り切れたのはファンの皆さんのお陰です。本当にありがとうございました。」

と感謝の言葉で締めくくっていた。