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大宮競輪場で開催されている東日本発祥74周年「倉茂記念杯(G3)は、20日に2日目を迎えた。S級S班に3年連続で君臨している守澤太志が場内イベントステージでトークショーを行った。事前に募集していたファンからの質問に答え、終始和やかムード。その模様をお届けする。
――CS放送にもゲスト出演されましたが、お客さんの前は緊張しますか?
お客さんの前も緊張はしますけど、CSは内林さんと吉岡さんの間に挟まれていたので…、怖かったですね(笑)
――2020年の岐阜(F1)の決勝戦で古性選手や山口拳矢選手を相手に先行し、逃げ切って優勝。ご自身で記憶にありますか? また、競走スタイルは?
記憶にありますし、いろんな選手から未だにツッコまれますね。
僕の中では7、8年前から追い込みでやっていくと決めて、追い込みとしてやっている。誰も目標がいないときはラインの先頭を回らないといけないので、そのときに自力を出せるよう準備はしています。僕の考えでは追い込みとなっているけど、周りに許してもらえていないですね(笑)
――レース開催中は宿舎でどのように過ごしていますか?
本を読んだり、DVDを見たり。あとは通信機能のない昔のゲームボーイは持ち込んでいいので、ダービースタリオンのゲームをやったりしていますね。中学時代からダビスタをやっているので、暇つぶしには最適です。
(※ダービースタリオン:競馬育成シミュレーションゲーム)
本はサイクルスポーツや自転車関連の本が多くて、みんなと情報交換をしながら読んでいます。
DVDは最近観たのは「正直不動産」という山P、山下智久さんが主演のドラマ。山下さんとは明治大学で同学年だったので、勝手に親近感が湧いちゃって(笑)。面白かったです!
――東北には生き生きした若手選手が多いですが、中野慎詞選手の印象は?
力はあるし、競技も凄く強い。競輪のことをしっかり考えているし、頭を使って走れる選手ですね。作戦の段階の発言からしても、考える能力に長けている印象があります。
――守澤選手は作戦ってどのように立てていますか?
自分は基本的には自力選手に好きに走ってもらいたいと考えていますね。
――秋田のオススメのスポットや食事はありますか?
秋田の田沢湖の近くにある乳頭温泉は白濁した温泉で凄く体が温まる。アクセスは大変だけど、冬景色を見られて最高のスポットだと思います。
――グランプリでの松浦選手による分断策について
どこかでしっかり追い上げて「最悪でも松浦君は潰さないと」と思っていましたね。
(観客から「お~」という感嘆の声があがる)
――失格判定で一番最初に頭によぎったのは「賞金、損したわ~」ですか?
いやぁ、そうですね。一番最初に思ったのは、レースにならなかったというか。北日本全員がダメだったので。僕のせいでラインを崩壊させてしまったのが本当に申し訳なくて…。
でも、5分後ぐらいには「あぁ、賞金が…」とは思いましたね(笑)。失格すると0円になっちゃうのでね、お金は大事ですからガッカリしましたね。
(「いい仕事したぞ!」とお客さんの声が飛び、拍手喝采)
――ハイトーンヘアについて
ハイトーンヘアにしたのはS班になってから。そのままだと全く目立たないので、一個ぐらいは特徴を作ろうと思って(笑)。1年でS級S班は落ちると思っていたんですけど、ここまで来ちゃって今後どうしようかなって(笑)。もう37歳だし、ハイトーンは厳しいかなぁ。
グランプリのヘアカラーは4番車で水色ならできるかなと思って。8番車のピンクだったら厳しいですけど(笑)。ヤングもガールズも4番車が優勝、めちゃくちゃ意識はしていた。グランプリも3年連続で4番車が優勝していたし、流れはバッチリだったんですけどね。僕が途切れさせてしまった(笑)
――今年、タイトル奪取の意欲はどうですか?
去年まではほぼなかったんですけど…。やっぱり去年の親王牌で2着までいけたので、少し欲が出てきましたね。今年はタイトルを目指して頑張ろうという気分にはなっています。
自分は隙があるレースがあるので、隙のないレースが毎回できるようになりたいですね。判断ミスが多々あるので、慎太郞さんはとにかく少ないし、そういう風な選手になりたいですね。
(右)司会進行を務めたのは競輪実況でもお馴染み・ナッツ山本さん
――最後にお客さんへメッセージをお願いします。
寒い中、本当に沢山のお客さんに集まっていただき、ありがとうございます。大宮記念、これからどんどん盛り上がっていくと思います。北日本からはSSの慎太郞さんと新山君をはじめ、沢山の選手が出場しているので楽しんでいただけたらと思います!