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16日から取手競輪場で『オッズパーク杯』が開催されている。
2日目チャレンジ準決勝に出走予定の小坂丈に話を聞いた。
他のスポーツや業種から転身している競輪選手は数多くいるが、地元のルーキー小坂丈もその内のひとり。
アイスホッケー歴20年の小坂が競輪に転身したキッカケは師匠の『芦澤大輔』。
偶然、使っているジムが一緒で、ワットバイクの使い方を芦澤が教えてくれた事から接点が増えたそうだ。
「芦澤さんはやり方を教えてくれるだけではなく、トレーニングに使えるからと靴までくれたんですよ。
芦澤さんから色々話を聞いていくうちに競輪に興味を持つようになった。
最初は芦沢さんのレースだけ見ていたけど、他の選手のレースも見るようになりました」と教えてくれた。
適正で養成所に合格した小坂だが「選手になると決めて、養成所の試験までは約6ヶ月間。
芦澤さんが自分のためにメニューを組んでくれたんです。ただ、こんなにキツいのか…とは思いましたが(苦笑)」。
「練習メニューはキツかったけど、合格できたのは師匠のお陰。
合格してから言われたのは『ここからがスタート。気持ちで負けないように、駆けたら強いんだから自身を持って走りなさい。
常に上を見据えて』と言われました」。
師匠の事を話している表情はにこやか。さらに尊敬している様子がひしひしと伝わってくる。
まだまだポテンシャルを秘めている地元のルーキー・小坂。
番手は初日同様、先輩の中川昌久。地元両者での準決勝突破に期待したい。