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【PIST6】予選連勝の堀江省吾が3度目Vに意欲「前回の反省生かす」

2022/12/31

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で30日から開催中の「PIST6 Championship」のフォースクォーター・ラウンド5が最終日を迎える。準決勝A(4R)に出場する堀江省吾に話を聞いた。

タイムトライアルでは追い込んだ練習による疲労の影響で、ベストタイム10181から0.2秒ちかく下げて10385と精彩を欠いた堀江。

 

注目の初戦、一次予選は1コーススタート。後方から松本一志と本多哲也が上昇するが、残り2周で先頭の堀江がペースアップし、松本たちは不発。一度も先頭を譲らず、後続を大きく突き放して逃げ切った。2着の金成和幸に7車身差をつけて圧勝劇。

 

「残り2周で誰も来なかったので、そのままペースに入れた。でも、いつもと比べると踏み切れていない感じがしますね。まだ疲れが抜けていない」と話した。

 

 二次予選も堀江は1コーススタート。残り3周で後方から佐藤朋也ら3選手が上昇し、堀江の前へ。残り2周で堀江は4番手から一気にスパート。2番手を取りきった竹内智彦との差は広がり、3車身差をつけて連勝ゴール。

 

「デイに比べて踏み切れている感じがあった。アップの段階から感じは良かったですね。PIST6で強さが光る要因ですか? 自分はもともと、重たいギヤをかけて走るのが得意だからですかね。準決勝はコースにも寄るけど、後方からいくよりも先に仕掛けた方が前残りの可能性が高いと思います」と状態は上向きだ。

 

2着の竹内はS級屈指の追い込み選手だが「堀江君はかなりいいスピードで踏んでいた。自分との車間も詰まらないし、自分の後ろも差が広がっていたからね。強い」と堀江の強さを絶賛。

 

 前回はサードクウォ-ター・ファイナルラウンドで決勝2着。優勝した根田空史、3着の隅田洋介らS級選手を相手に互角のパワーを見せつけた堀江。逃げる根田を外併走で食らいついた。「根田さんの外にへばり付く形になり、捲り切れず。ただ、あの展開で2着なので、脚力は通用する手応えを感じられた。あとは仕掛けるタイミングですね。根田さんよりも先にいけていたら、優勝があったかなと思いました。今回はそういった反省を生かして頑張りたい」とリベンジに燃える119期の新鋭・堀江が3度目の優勝を狙う。