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【平塚競輪 第80回日本選手権競輪GⅠ】満身創痍で白星を掴んだ武藤龍生。重なる平原康多の姿

2026/05/03

平塚競輪場では「日本競輪選手権(GI)」が2日に開催2日目を迎えた。7レースS級一次予選を走って1着の武藤龍生に話を聞いた。

 

吉田有希の先行策から1着を掴んだ武藤。久留米、西武園記念と連続落車で、決して万全な状態とは言えない中での白星だった。

 

「有希が作戦通りに運んでくれた。(3番手の)内藤秀久さんも気持ちの入った選手だし、自分はできる限りのことをやろうと。落車続きの中での1着、気持ち的に嬉しい」と安堵の表情を浮かべた。

 

気になるのは状態面については「久留米で肋骨を2本骨折してダメージは大きい。ずっと違和感があるけど、西武園の時よりも上積みは感じる」と兆しを口にした。

 

重なるのは平原康多の姿。2年前のダービー(いわき)で大会初優勝。幾度の怪我で万全でなくとも戦い抜き、逆境を言い訳にせず結果で示した。あの時、決勝で吉田拓矢、平原の後ろで3番手を固めたのが武藤だった。武藤には、その偉大な背中を追いながら積んできた経験値がある。

 

翌年のダービーでは吉田が優勝。その流れを思えば、武藤も――と期待が膨らむ。満身創痍で掴んだ1勝、その価値は小さくない。武藤の精神力が、ここから更に試される。

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