グレードレース

【小倉競輪 第67回朝日新聞社杯競輪祭GⅠナイター】最後のGP切符は阿部拓真!「まさかまさかの優勝。本当に心からレースを楽しめた」

2025/11/24

小倉競輪「第67回朝日新聞社杯競輪祭」は24日に最終日を迎えた。12レースのS級決勝でGI初優勝を飾った阿部拓真の喜びの声は以下の通り。

 

優勝 阿部拓真

 

 優勝した気持ちですか。夢のようです。謝った方がいい案件ですかね?504番人気が来てしまったので(笑)。「自分が一番ビックリしています」なんて言うけど、誰もがビックリしていますよね。

 

お客さんの前での選手紹介から雰囲気が楽しくて、(吉田)拓矢に「楽しみになってきた」と言ったら「楽しみましょう!」って言ってくれて。本当に心からレースを楽しめたと思います。

 

(レースの作戦は)拓矢は前がいいと言っていて、結果的に前中団にはなったけど、前の方にいられたのが勝因かなと。余裕がなく追走に集中していました。最後は荒井(崇博)さんを差せたのは分かって、普段はしないガッツポーズが勝手に…。そのぐらい興奮していましたね。

 

ここに入る前は失格が1回あったし、(S級)1班の点数を確保したいぐらいに思っていて。まさかまさかです。引き上げてきた時に数々のGIを見てきた新田(祐大)さんから「優勝者が出て、こんなに爆笑が起こったのは初めてだ」と言われました(笑)。

 

賞金の使い道?たった今、賞金が「5,000万」ということを知った。9着の賞金しか見ていなかった。それに、グランプリが何日にやるのかも分かっていません(笑)。

 

デビューから10年、大切にしてきたことですか。『気合、根性、ガッツ』(笑)。周りの選手と比べて能力がないし、脚もないので。まずは練習で手を抜かないことですね。僕は競輪界のヒール役だと思っていて。僕のことを嫌いな選手はいっぱいいると思うけど、それぐらい勝ちにこだわってやってきたつもりです。

 

10年前の自分には「何回も落車はするけど、心は折れずに頑張って良かったな」って言いたい。これから人気になって重圧もあると思いますが、もっと脚を磨いて一歩一歩、地に脚を付けて信頼される選手になりたいです。

 

新着コラム

コラム一覧