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西武園競輪場では「報知金杯(FI)」が28日に初日を迎えた。6R のガールズ予選①で1着の尾崎睦に話を聞いた。
前走の函館2日目、通算500勝を達成した尾崎が危なげない走りで白星発進を決めた。
節目を迎えた今年は尾崎にとって「変化」を求める一年となっている。
「ガールズにもGIができて、力の差を感じるようになった。だからこそ、何かを変えなきゃいけないなと。これまでやろうとも思っていなかったことにも取り組むように。梅川風子さんと練習させてもらって、自分でも手応えを感じられるぐらい良くなってきています」と語る。
その言葉通り、走りにはこれまで以上に力強さが宿り、体つきも変わった。
「練習メニューも変わったので、体もそれに合わせて。(肉体改造に)最近、やっと周りも気が付いてくれるようになった」と長い時間をかけて積み上げた成果が表れ始めている。
現在、賞金ランク4位の尾崎。次走の岐阜を経て、待ち受けるのは競輪祭・女子王座戦だ。
「体を強くすることを一番に追い込みの時期を過ごした。ここが終わったら、競輪祭に向けてトップスピードを上げることをメインにやっていきたい」
500勝を重ねたキャリアの先に、まだ伸びしろを感じさせる。変化を恐れず、挑戦を止めない。その姿勢こそ、尾崎が第一線に立ち続ける理由なのだろう。