グレードレース

【前橋競輪 第34回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントGⅠ】桑原大志が気合いの一勝

2025/10/24

「一走でも多く強い人たちと走りたい」

前橋競輪「第34回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は24日、2日目を開催。5Rの特一般で1着となった桑原大志に話を聞いた。

特一般戦を制した桑原。前が離れる厳しい展開だったが、外を踏み込んで頭まで突き抜けてみせた。

「浅井君が谷口君を庇っていたからポケットに入った感じ。僕だけ脚を使っていなかったので」と本人は謙遜するが、その決め脚は惜しまぬ努力の賜物といえる。

「一走でも多く強い人たちと走っていたい」

 年齢を重ねても、その目は曇らない。ベテラン桑原大志が語る言葉には、競輪という世界に身を置く者としての矜持がにじむ。

「今日一緒だった香川さんもそうだし、山口富生さんや内藤宣彦さんもそう。僕より年上なのにすごいの一言。そういう選手になれたらいいし、目指していきたい。自分の中でこっそり(上の舞台に)いたいって気持ちがあるので」

 競輪に年齢は関係なし。まだまだトップで十分に戦える脚力と精神力を持ち合わせていると感じた。

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