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青森競輪 安倍大成
青森ナイター競輪「日刊スポーツ杯・トラスト配送カップ・競輪公式CTC杯(FⅠ)」が開催。前検日に予選スタートとなる安倍大成に話を聞いた。
以前は捲りの決まり手の方が多かった印象の安倍だが、近況は逃げの決まり手の方が多くなってきた。その理由を聞くと、「以前の地元戦でカマシ捲り不発になったことがあった。『これではダメだ』と思って、考え方を根本から見直した」という。そこからレーススタイルを意識的に変えているようだ。その地元開催の最終日に意を決して逃げのレースをすると「うまく逃げ切れたんです。その時に“このスタイルがいいのかな”って気づいたんですよ」と笑顔で振り返る。自分の強みを新たに発見した瞬間でもあった。
点数は下がり気味と謙遜しながらも、「先行の決め手が付いてきた。まだ完全には噛み合っていないけど、距離も踏めるようになってきている」と前を見据える。その言葉には、自信と確かな手応えがにじんでいた。
また課題も明確だ。「今の課題としては、3日間しっかり先行できる体力を付けること。今後さらに強化していきたい」。戦う姿勢はブレない。自ら風を切る走りで勝機をつかみにいくスタイルは今後も追い求めていきそうだ。