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【福井競輪 第41回共同通信社杯競輪GⅡ】根田空史「平原さんのフレームで」自力も番手も、新境地を開く

2025/09/12

福井競輪では「第41回共同通信社杯競輪(GII)」が12日に開幕。2R一次予選を走って2着の根田空史に話を聞いた。

 深谷知広が8番手から圧巻の捲り。この日の一番時計となる上がりタイム107だった。マーク2着の根田空史は「深谷の踏み出しがモコモコしていて合わされたと思い、下に降りちゃった。そうしたら急に加速して伸びていくもんだから、慌てて追いかけて。自力選手で良かった」と苦笑い。

 

「年齢的にも番手を回る機会は増えていくと思う。そういう練習もしているし、今回のフレームは平原(康多)さんが実戦で使っていたやつをお借りしたもの。だから、追走もしやすかったです」

 

 根田は輪界きっての長身で、平原もまた同じぐらいの背丈だった。

 

「背もそうだし、脚質もほぼ一緒。だから、セッティングも似ていて。引退後にイベントでお会いした際、フレームをお借りしたいとお願いしたら快く応じてくれて。“レースでも使っていいから”と。ありがたいです。セッティングの方向性は合っている。あとは体が慣れてくれれば」と手応えあり。

 

 オールラウンダーとして名を馳せた平原氏。根田にとって究極のモデルだ。「自力でも番手でも、どちらでも対応できるように」と根田が新たな相棒をものにしてみせ、新境地を開く。

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