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前橋競輪 猪狩祐樹
前橋ナイター競輪「オッズパーク杯(F2)」は初日を終えた。前期S級で川崎記念の最終日に落車して以来の参戦となった猪狩祐樹に話を聞いた。
川崎記念の落車で左の小指を骨折。復帰まで2ヶ月以上の時間がかかった。「小指の骨折も大変でしたが、それ以上に大変だったのが、落車した時に筋肉を痛めて筋挫傷になったことです。これが本当にキツくて1ヶ月ほど入院していました。復帰後、ウエイトやワットバイクの数値が元に戻って来たので参加することにしたんです」と復帰までの道のりを話してくれた。その復帰戦となった、初日特選だが、鐘から仕掛けるタイミングを図っていた時に切り替えがあって、仕掛けを逸してしまった。
「最近は完全な自力でやっている訳ではないけど、展開とメンバーに応じて動ける時は動いていこうと思っている。自分は引いてタイミングを見計らって巻き返す戦法でずっとやってきたし、初日もそのイメージだったけど、北野君にずっと警戒されていたし、中々行けなかった。そのタイミングでの切り替えだったからね…」と不完全燃焼のレースにややイライラが見え隠れしていた。
やや気持ちが切れている雰囲気があった猪狩だが、準決のメンバーが発表されると「3番手に野間さんが付いてくれるということだし、もう一度自分が前で頑張ります」と決断。気持ちはスッキリとはしないところだが、準決を前にして複雑な感情を整理した。
力を出しきれなかったウップンを準決にぶつけよう!