グレードレース

【名古屋競輪 第79回日本選手権競輪GⅠ】決勝優勝インタビュー

2025/05/04

ダービー王は吉田拓矢!

大観衆が見守る中、号砲が鳴るとスタートを取ったのは菅田壱道。北日本ラインが前受けで、新山響平が赤板でおさえに来た松井宏佑を突っ張る。新山の得意パターンになり、残り1周では前から北日本、その後ろは古性優作。後ろ中団は真杉匠ー吉田拓矢で関東の後ろは浅井康太。松井と岩本俊介が最後方の並びで一本棒。

車間を詰めながら最終バックで眞杉が仕掛けると、4コーナーで捲りが決まる。その際に菅田は眞杉と接触して落車。最後は吉田が眞杉を交して歓喜のVゴール。

判定の結果、眞杉はセーフで関東ワンツーの最高の形でダービー王の称号を獲得した。

 

 

 


「まだ実感は湧かないです。競輪祭の時とは違って、仲間のお陰でタイトルが獲れた。また違う気持ちですね。レースは北日本が前から突っ張るだろうと。あとは削りに対応しながら、眞杉君がもつ所から行ってくれればでした。眞杉君は車間を空けていたので、一気に行くと思い集中していました。新山さんのカカリも良かったので、横(牽制)はないなと思っていたら越えてくれたので。最後は自分には余力もあったので抜けました。落車もあったので、オールスター(失格)の時みたいなのは嫌だし、そうならずに良かった。ここまでは、良い時の方が少なかったけど、腐らずにやってきて報われました。家族の為にも落ち込んでいられないですからね。眞杉君とは上下関係なく、何でも許せる間柄で良い関係性です。恩返しみたいなのは全く思っていなかったし、自分がもっと強くなって前を回れるように頑張りたい。年末にグランプリが決まったけど、気を引き締めて関東のみんなで勝ち上がって盛り上げたい」。

 

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