アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
【京王閣ミッドナイト競輪 F2】同期の野村賢選手と橋谷成海選手は口を揃えて『脚的には仕上がっているけど、準決みたいな強い風だけは勘弁して欲しいですね』
4月13日から京王閣競輪場で「ウィンチケットミッドナイト」が開催されているが、今日の15日は3日間シリーズの最終日となった。
チャレンジ戦の決勝8Rに出場する同期の野村賢選手と橋谷成海選手に話を聞いてみた。
予選は2人とも完封の逃げを打って1着で勝ち上がったが、準決勝でまさかの対戦が待っていた。結果は正攻法から突っ張り切った野村賢が、番手に追い上げる形になった橋谷成海を振り切って連勝ゴールを決めている。
その準決勝の事について聞いてみると野村賢は「風は4メートルとなっていたけど、ホームの向かい風はそれどころじゃありませんよ。体感はそれ以上です。自分で立ち上げていくレースだから本当にキツかった。橋谷さんを振り切れて良かったです」と話す。
数的不利から道中で脚を使った橋谷成海は「2車で押さえに行く展開だったし、中途半端なところで仕掛けてしまって脚を使いすぎてしまった。それが最後の直線に響いてタレてしまったんです」と振り返る。
決勝について話を振ってみると野村賢は「もうあんな強い風はごめんです。できれば無風でレースがしたい(苦笑)。ただ、脚の方は仕上がっているし、3人ラインというのは心強い。最後は出し切る走りをして締め括りたい」という。
対する橋谷成海は「自分も脚は仕上がっています。あと風には強い方なんですけど、あの強い風の中ではやりたくないですね(苦笑)。2番車だから初手で中団の位置は取れると思うし、準決よりは仕掛けやすい。野村君と同じように出し切るレースで締めたいですね」と言う。この2人に加えて小田恭介までおり、3人の火花散る同期対決は見物だ。