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競輪の「2024年優秀選手表彰式」が26日、故寬仁親王殿下の長女・彬子(あきこ)さまご臨席のもと、都内のホテルで関係者、ファンら約330人を集めて盛大に行われた。アジア選手権(マレーシア)に参加中のナショナルチーム勢は欠席した。
各賞を受賞した選手たちは表彰式後、祝賀会に出席。中野浩一さん、さとうゆみさんが司会進行役を務め、選手それぞれがファンを前に決意表明をした。主なコメントは以下の通り。
男子選手
★最優秀選手賞 古性優作
〈24年の主な成績〉
オールスター競輪、寬仁親王牌・世界選手権トーナメント、KEIRINグランプリ2024
年間獲得賞金383,115,596円で最多記録を更新
「ラインのおかげで優勝できたし、充実した一年だったなと思います。(周囲の)レベルが上がりすぎているけど、今年(残りのタイトルを)全部獲ります。この賞を励みに精進してまいります」
★優秀選手賞 脇本雄太
「(先日の全日本選抜競輪で優勝し、史上5人目となるグランドスラムを達成。また、全GI優勝+グランプリ優勝で史上初の“グランプリスラム”に)実感は湧かない。腰の痛みはあるけど、走る以上は精一杯やるつもりです」
★優秀選手賞 郡司浩平
「(昨年は全日本選抜競輪を優勝してグランプリ一番乗りとなり)一番最初に獲ってグランプリまでの調整の難しさを実感したし、この経験を今後に活かせれば。今年は安定した成績を残せるように頑張ります」
★優秀新人選手賞 纐纈洸翔
「ヤンググランプリを優勝できたのは良かったけど、一年間を通しては波があった。そこを踏まえて波をなくせるように、強気なレースをしていけたら」
★国際賞 山崎賢人
「(世界選手権・男子ケイリンで金メダル、37年ぶりの快挙に)僕は挑戦者の気持ちのままです。今年もしっかりと優勝を目指して頑張ります」
★国際賞 小原佑太
「(表彰式で山崎賢人、中石湊のアフロコンビに挟まれて)僕は(アフロに)しませんよ(笑)。
昨年はパリオリンピックに出場し、人生経験の糧となる経験ができたと思います。競輪選手としても精進していきたいです」
★国際賞 中石湊
「(アフロヘアは)賢人さんに憧れてしました。だからこそ、賢人さん以上の成績を残せるように自分も頑張っていきたいです」
なお、同じく国際賞を受賞した橋本英也、窪木一茂、中野慎詞、太田海也はアジア選手権(マレーシア)参加のため、表彰式は欠席。
ガールズ選手
★最優秀選手賞 石井寛子
〈24年度主な成績〉ガールズグランプリ2024
「この賞を励みに一戦一戦、丁寧に取り組み、記録、記憶に残るレースができるように頑張ります。まずは4月から始まるGI戦線で決勝に残れるように。あと実は、全場制覇が2周目に入っているので、福井、富山、佐世保、小田原の4場で優勝できるように頑張りたい」
★優秀選手賞、優勝記録更新選手賞 坂口楓華
「走った競走本数は覚えていなくて、負けたレースしか覚えていません。同じ失敗をしないようにと勉強している。今年の目標はGIで優勝すること。また、女子の最多優勝記録「24」を超えられるように頑張っていきたいです」
★GI優勝記録更新選手 児玉碧衣
「最近、元気がない?はい、そういう時期ですね(苦笑)。(グランプリスラムへガールズ選手第1号に向けて問われると)あとオールスターと競輪祭の2つですか。先の事を考えるのは苦手。まずは目の前のレースをしっかりと頑張りたいです」
★優秀新人選手賞 熊谷芽緯
「もっと上を目指したいと思える一年でした。今年はGIなど大きなレースに全て出場できるように頑張っていきたいです」
★特別敢闘選手賞 石井貴子
「(パールカップを制してグランプリ出場が決まってからも)休まずに走ろうとあっ旋が詰まっていて、サマーナイトあたりで疲れが出てしまった時期も。6月に年末のことを聞かれることなんて今までになかったし、とまどうシーズンでした。今年も一戦一戦、取り組むだけです」
優秀選手賞、国際賞の佐藤水菜、同じく国際賞を受賞した内野艶和はアジア選手権(マレーシア)参加のため、表彰式は欠席。