グレードレース

【立川記念 鳳凰賞典レース】川口満宏「やっぱりS級を走れるのは楽しい」

2025/01/06

立川競輪場の「鳳凰賞典レース(G3)」は6日に3日目を迎えた。 3日目の4Rを走り終えた川口満宏に話を聞いた。

21年の1月からA級生活を余儀なくされていたが、川口は57歳で今年からS級に復帰した。勝ち上がりこそ逃してしまったが、3日目に先行した齋木翔多の番手から抜け出した柿澤大貴に続いて2着に入着し、地元記念で確定板入りを果たした。

記者会見場に笑みを浮かべながら登場した川口は「やっぱりS級は楽しい。知っている顔も一杯いるし、久々にS級を走ったけど、戻って来た自分を歓迎してくれているなというのは感じますね。9車を走れると思っていなかったので、今は楽しい。S級の会話は強くなるための向上心がたくさん。風呂やサウナの何気ない話の中でも、強くなるためのものがある。そればかりじゃないけど、やっぱり楽しい」と満面の笑みで戻ってこられた嬉しさを表現していた。

連日、展開に恵まれはしなかったが、離れずに前を追っていて戦えそうだなと感じるものはあったが、本人も「付いて行くのは苦労していないし、昔の練習を重点的にやっているけど、遅れる感じは全くない。S級もそれなりにレベルが上がっているけど、何とかやっていけるかなと思う」と手応えは感じているようだ。

「誰かしら入ってくるかもしれないので、内は締めていた。そこから外に踏んでみたけど、伸びなかった。でも、北野武史君が中を割ってくれたお陰で押し出された。最後は内で(齋木と柿澤が)内で絡んでいたので、1着もあるかなと思ったけど、そう甘くはないよね(苦笑)。でも、この2着は上出来です。最終日も楽しんで走りたい」と最終日に向けて気合を入れていた。

A級でもタテ脚は光っていたし、いい形でS級に舞い戻ってきた川口。57歳という年齢は全然感じないし、ベテランの走りをこれからも見せてもらいたい。

 

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