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小倉競輪場のナイター競輪「第66回朝日新聞社杯競輪祭(GI)」が19日に開幕する。1レースのガールズ予選に出走する奥井迪に話を聞いた。
昨年から新設されたガールズGI。昨年の競輪祭で、奥井は年々上がっていくレベルの高さに自信を失い、“ビッグ引退”をほのめかした。そこから一年。ここまで昨年(6V)を上回る8V、賞金ランキング8位で今大会を迎える。
「昨年(の女子王座戦が)終わって、トップ戦線で戦える自信がなくなって。“グランプリを目指す“という感じではなく、今年はのんびりとやろうかなと。だけど、トレーナーをはじめ、サポートをしてもらっている環境が良くて、周りのみなさんに引き上げてもらって。まだ自分にやれることや可能性を見つけられたし、“まだ頑張れる”という気持ちになれたのが大きいと思います」と心の変化が原動力となった。
「グランプリは気にしないようにして、自分のスタイルを貫いて一走一走を集中して走ってきた。チャンスがある大会だし、しっかりと結果を残してグランプリに繋がれば良いですね」と、あくまで自然体。
初戦から佐藤水菜ら強敵揃いの一戦に「このメンバーで戦えるのは良い経験になると思うし、どこまで通用するか。力勝負ができれば」と、いつも通り目先の一戦一戦に集中するのみ。その先に2年ぶりの大舞台が見えてくる。