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松阪競輪場の「施設整備競輪ザ・レオニズカップ(GIII)」は14日、初日を迎えた。8RのS級一次予選で2着の地元・皿屋豊に話を聞いた。
初手は中団を選択の皿屋。赤板で斬った染谷幸喜に踏まされながら皿屋が上昇。打鐘で磯川勝裕が先行態勢に入って、再び初手の並びに。最終2コーナー、皿屋が4番手からスパート。磯川を利す岡田泰地の牽制を乗り越えて捲り切ると、番手の岡本総が差して人気に応えるワンツーを飾った。
皿屋は「最初はカマシを考えていたけど、前半のレースで誰もやっていなかったので中団から。太田(竜馬)君も東矢(圭吾)君も得意のカマシを封印していたので、今日はそういうバンクコンディションじゃないのかなと思って」と大事な初戦を前に思考を巡らせた。
「だいぶ脚を使わされた分、キレ良くスパーンとは捲れなかったけど、全員が僕を警戒する中で脚を使って上手く立ち回れたと思う。溜まっていた疲れを抜いてこられたし、久々にフレッシュな感覚で走れた。一走して刺激も入ったと思う。いやぁ、走る前の緊張感がすごかった」と深い安堵のため息が漏れる。
前検日には「獲るつもりで来たし、万全の準備ができた」と闘志を燃やした。まずは自力で突破。二次予選は…、自力の番組!も、西村光太、小堺浩二が付いて充実ライン。ここを突破できれば、村田祐樹との連係が見えてくる。
これまで若手機動型が手薄だった中部地区を引っ張ってきただけに、地元で“G3初優勝”という形でそろそろ報われても良い頃だ。