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【松戸競輪モーニング】初日は地元に任されることとなった村上翔馬

2024/11/13

松戸競輪場のモーニング競輪「第3回ノベルティ屋CUP(F2)」が14日から初日を迎える。 初日の3Rを走る村上翔馬に話を聞いた。

デビューをしてから徹底先行を貫いている村上。そのレースが評価されてか初日は地元の田口裕一に石川英昭の南関コンビが付く番組となった。

そのことについては「他地区の選手が付いても自分の走り方は変わらないです。付いてもらえるならしっかり自分の走りをするだけ。こういった番組は何度かあって、遠征に行ったときなどにそこの地元の人に付いて貰ったりしました。こうやって評価してもらえるのはありがたいですね」と答えてくれた。

そんな村上が徹底先行にこだわっている理由を聞くと「デビューしたてのとき、新人以外が先行して捲るっていうよりは、同期対決でも先行して勝てるようになった方がいいと思ったから。そうしているうちに1・2班に上がってもそのまま変わらずにズルズル来た感じです(苦笑)。1・2班戦に上り立ての頃はレースの流れの違いに苦戦していたけど、少しずつ慣れてきた。そのままやって80点取れないとかだったら他の戦法も考えたけど、このままでもどうにかS級点を取れそうっていうのが分かったので、今でも続けています。ここで通用しないと、上でも通用しないですからね」。と始めはそこまで徹底的にとは考えていなかったようだが、上がってからも変わらずやってきたことでコツコツと先行で力が付いてきたようだ。

「レースで失敗してしまったら、次は失敗しないように気を付けている。おそらく、今までは同じ失敗はしていないと思うので」とも言っており、しっかりと自分で考えてレースに挑んで、レースの後もどうしたらよかったのかを次に活かせていること。なかなか容易にできることではないだろう。

まだまだ予選敗退もあるが、着々と1着は増えている。これで安定して着がまとまってくれば自信も付いてくるだろうし、結果的にS級点というところも見えてくる。初日は何でもできる小林申太に積極的な佐々木孝司と一筋縄ではいかないが、村上に任せる田口は「目標がいるだけでありがたいし、そんなに積極的な選手が目標は嬉しいですね。失格しないように気を付けながらも援護できれば」と嬉しそうに話していた。

まずは自分らしい走りで存在感を遺憾なく発揮してもらいたい。(アオケイ・宮本記者)

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