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土田栄二選手は「自分のスタイルを貫いてラインで決められるように頑張ります」
10月3日から青森競輪場で「ウィンチケットミッドナイト競輪」のF2開催が始まる。
初日のA級予選の5Rに出場する土田栄二選手に話を聞いてみた。
予選は9連続連対中であり、前走の福井ではピンピンで決勝まで勝ち上がっている。
「前回の福井ですけど、勝ち上がりの2日間は展開が向いただけですよ。初日は中団がもつれてくれたし、すんなり緑川(修平)さんが中団だったらまくられていたかも。それに2日目は前(北野良栄と中川繁樹)がやり合ってくれたし、そこを叩けたから勝てただけですから。走っていて体の左右差を感じるし、自分が思っているようなタイムも出ていないんですよね。その事があるから『展開が向いて勝てた』と言ったんですよ」と説明してくれた。
「よくない感じでも『見てしまう』事がなかったので動けてはいると思うんですが、自分の理想とは違うのでちょっと…。だから『自分の力で勝った』という達成感を得られなかったし、終わったあとに『ホッとした』という感じの方が上回りましたね」とも付け加えた。
仮メンバーを見せながら『小泉(俊也)さんはどうあれ伊藤(奎)の後ろだって』いいつつ話を振ると、「結構前ですけど小泉さんと一緒になった時があって、別でやるのかなと思っていたら3番手を固めてくださった時があったんです。伊藤君が付いてくれれば3人になるから心強いんですけどね」と話していた。
少し時間が経過して検車場の外で小泉のコメントの事を伊藤奎に話して「それなら土田さんの番手」と言った時にと土田栄二が顔を覗かせた。伊藤が「土田さんお願いします。分かっていますよね(笑)」というと土田が「それってパワハラ、後輩にパワハラを受けましたよ」と大笑いだ。何だかんだで同期は仲がいいらしい。
最後に土田が言っていたが、「伊藤君とは敵で闘った事はあるけど、連係するのは初めて。あと小出さんは突っ張られたからって簡単にやめるような人ではないし、きびしい闘いになると思います。覚悟して臨まないといけないでしょうね。自分のスタイルを貫いて、尚且つラインで決められるように頑張ります」と言って締め括ってくれた。