アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「9月第1戦」が4日に開幕。タイムトライアル1位で好走を見せる菊地圭に話を聞いた。
菊地はタイムトライアルで自己ベスト10秒421に迫る10秒439を計測。一番時計となり、優勝候補に名乗りを挙げた。
一次予選は当然、注目を集めて「1.0倍」の断然1番人気に支持された。レースは残り2周を目掛けて5番手からの仕掛け。良いダッシュで先頭へ一気に躍り出ると、後続を千切って圧勝。
「吸い込まれるように良い感じでスピードに乗れた。前回から使い始めた新車がマッチしてきた」と確かな手応え。ただ、レース前は「楽しさとかは一切なくて。緊張でオッズは見られなかった」と苦笑い。
二次予選は山田義彦を抑えての一番人気。菊地の仕掛けに山田が飛び付き、両者のマッチレース。逃げる菊地、捲る山田。1/8車輪差で山田が勝利。
レース後、菊地は「出し切りました!くそ~」と悔しさがあふれた。
「山田さんは外を張りながら踏んできて、上手いなぁと。下りを使って何とか出切ることができたのは良かった。悔しいけど、前よりは抵抗できたと思う。でも、1着まであと少しだった。自分のやれることはできたし、準決勝もしっかり」と大一番に向けて意気込みを見せる。
金髪の風貌とあって、とっつきにくい印象を受けるかもしれない。が、菊地は「超」がつくほどの好青年で取材の受け答えも実に丁寧。本人いわく「一度はしてみたかった色。周りは少しずつ見慣れてきたのか、どこにいるか直ぐ分かるし良いみたい。トレードマークみたいになりつつある」。準決勝、決勝と存在感を示して走りでもアピールをしたい。