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松山競輪場の「施設整備等協賛道後温泉杯争覇戦(G3)」が8日から始まった。 初日の11R一次予選で2着の橋本優己に話を聞いた。
初日は切って切ってで吉田敏洋を連れて2車で先行した橋本。3番手は佐藤一伸が取って、4番手以降がもつれる形となったが、マイペース先行で最後は吉田が差してワンツーだった。ここ最近は捲りが増えていた橋本だが、A級時代は押さえ先行で魅せていた。久々の橋本らしいレースには付いた吉田もご満悦の表情。
吉田は「橋本君とは前回から一緒だけど、最終日が不甲斐なかった。終わってから喝を入れましたよ。調子が悪いというよりは出し惜しみをしている感じ。まだ若いんだから失敗してもまた立て直せる。思い切って行った方が結果は付いてくるし、彼にとってもいいと思うんだよね」と熱を込めて口にしていたように見えた。
そんな橋本は「中団から切ったところで行こうと思っていた。体も動いていたし、ホームからもしっかり踏めたと思う。実は前検日の前日に山口幸二さんが大垣に来て、みんなに指導をしていたんです。自分から幸二さんに聞きにいって、体の使い方を教えてもらった。そうしたら昔はこうやって踏んでいたなという感覚を思い出した。だいぶ感覚は良かったですね」と笑顔を浮かべながら話していた。ここ最近は右肩下がりの成績だったし、出し切れずのレースも多かった。長い距離を踏んで、結果が出たのは嬉しいはず。
二次予選は9Rで吉田敏洋と再度連係。勝ち上がってここからいい流れを掴み取りたい。