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フリーアナウンサーとして活躍中の星野めぐみさんが、注目選手をピックアップして独自の目線でインタビュー!!
今回は奈良F1ナイター(5月12日~14日)に出場する北井佑季選手(119期・神奈川)にお話を伺いました。
ー星野「直前は日本選手権競輪を走られていましたが、G1戦を振り返ってはいかがですか? 」
ー北井「長い距離を踏むことが自分の良さだと思っていますし、そのスタイルを貫く気持ちは変わりませんが、最近は警戒されることも多くなりました。そうなると自分のレースが出来なかった時にどう対処するかが大切になります。ダービーでは捲りで先頭まで出て、ラインの選手に貢献する走りが出来ました。そこは良かったのかなと思っています」
ー星野「スタイルはもちろん先行ですが、先行とまくりを比べるとどちらの方が得意などありますか?」
ー北井「どっちが良いとかはないですが、自分の後ろを選んで付いてくれる人がいるので、その人たちの事を考えると、やっぱりラインでワンツースリーを決めたいじゃないですか。そこを考えた時に、先行が 1 番良い戦法だなと思うんです。そして、長い距離を駆けた中で自分が押し切れたら最高ですね」
ー星野「その長い距離を踏み切るためにも、かなりきつい練習を重ねていると聞きます。休みが欲しいと思った事はないんですか?」
ー北井「ないですね。今は、やればやるだけ強くなれると思っているので休む時間があるなら練習し たいです。それに、自転車に乗りながらでも体を休ませる事は出来ます。
体がきつくなれば、自転車に乗り続けながらでも自然と体は休もうとしてくれます。この感覚で練習を続けていると、どれだけ競走でキツイ展開になっても、最後まで踏み直せる力に繋がるんです」
ー星野「すごいですね。普通ではなかなか体感できない話だと思いますが、ここが北井選手の強さの秘訣なんですね。やはり今はタイトルが欲しいという目標に向けて取り組まれてるんですか?」
ー北井「そうですね。今はそこに目標を置いてやっています」
ー星野「デビューしてから、ずっと注目されていますが、ここまではイメージ通りですか?」
ー北井「デビューから3年経ちますが、3年後にこうなっていたいという明確な目標はありませんでした。でも、現状はGⅠの決勝にも乗れましたし、良い感じで来ていると思います。
ただ、デビューした時は、先に特進していく同期を見ていると、自分は先行スタイルを貫いた為に大事な所で勝つ事ができず、特進を逃して悔しい思いをしました。その意味ではトントン拍子にここまで来たのではなく、1つずつ階段を上がった感じですね」
ー星野「さて、ラインを大切にしている北井選手ですが、初日特選は成田和也選手が北井選手の後ろを主張し、小原太樹選手と番手が併走になります」
ー北井「ダービーの最終日に小原さんとワンツーを決める事が出来なかったので、今度こそ決めたい気持ちもあります。
小原さんは信頼できる選手ですし、、、ただ一方で成田さんも番手に付いてくれたこともあるので、複雑な気持ちですね。そこは良く考えて自分の力を出し切るレースをしたいです」
ー星野「初日から注目ですね。では、ファンの皆様へメッセージをお願いします」
ー北井「ここ最近は、発走台に着いた時に期待されているなーと分かる声援をいただく事が増え、応援してもらっている事を実感しています。これからも支持してもらえる選手で居続けられるよう、今シリーズも頑張りますので宜しくお願いします!」