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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「フォースクォーター・ラウンド46」が21日に最終日を迎えた。自身2度目の優勝を飾った神田龍に話を聞いた。
レースは残り2周半、5コースから山根将太、三浦翔大が続いて上昇。先頭の斉藤樂が飛び付き気味に踏み、山根は出切るも三浦は外に浮く。残り1周半で後方にいた神田、依田翔大が一気にスパート。最終ホームは内から山根、三浦、神田の3車併走に。大外を懸命に踏んだ神田が3コーナーで逃げる山根を捕らえると、ピタリと続く依田を振り切って優勝ゴール。2着依田(写真左)、3着はバックで二人にスイッチした神開一輝(写真右)。
神田は「完全優勝はできすぎ。みんな動ける選手で、勢いのある若手も多くて厳しい戦いになるなと。山根君の先行がカカっている中で、ドキドキしながら仕掛けた。(残り1周半で)あれ以上は待てないし、あそこで行かないと一本棒のままキツい展開になるので。大外を乗り越えられそうな手応えはなかったけど、強引に何とか行けちゃいました」とふり返った。
タイムトライアルでは自己ベストとなる10秒434を計測し、充実の表情を見せていた神田。「今回はサドルのセッティングを変えて、踏みやすくなった。皿屋さんのアドバイスのおかげ。(皿屋は準決勝で失格となり)何だか申し訳ないけど…、おかげさまで優勝できました!と報告したいです」。
前回優勝時、賞金の使い道は「建てたばかりの家の費用に」とコメント。その後、マイホームの住み心地を聞くと「いいです、最高ですね」と話し「今回はどうしましょう。…自転車に使おうかな」と嬉しそうな笑みを浮かべて検車場をあとにした。