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【大宮競輪F1】嵯峨昇喜郎

2024/04/15

大宮競輪場の「能登半島支援報知金杯(F1)」は16日に2日目を迎える。 2日目の10R S級準決勝へと駒を進めた嵯峨昇喜郎に話を聞いた。

初日は6番手から捲り上げて2着に迫った嵯峨昇喜郎。ここしばらくは勝ち上がりを逃していたが、久々に勝ち上がりを決めた。

「本当は東矢(圭吾)君にスイッチしたかったけど、勢いが違ってできなかった。山口翼さんの前が結構車間が空いていたけど、詰める勢いで何とか。2着まで届くとは思わなかったです。2場所前の立川では準決勝に上がれたはずだけど、ゴール後落車でケガもひどくて走れなかったので。サドルの鼻を下げて前回よりも感じは良くなりました」とレース後に話す。

走る前には東矢圭吾にボコボコにされるのだろうと、気持ちは下がり気味だったようだが、同地区の先輩の言葉に良いキッカケをもらったという。

「脚見せのときは気持ち的に落ちていたけど、宮城の太田将成さんが『お前はもっと強い。気持ちを強く持て』と声を掛けられたんです。それで強い気持ちを持って走ろうと思えた。やっぱり、気持ちって大事なんですね」と笑顔を見せながら応えた。準決勝に向けては「かなり脚にキテいるので、しっかりケアをしたい」と話していたた。

立川では良くなってきたという前向きなコメントが出てきたなと思ってきた時での落車。前検日には「ちょっとずつ良くはなってきていたんですけどね…」と言葉を濁していたが、今回で良いキッカケは掴めたはず。ここからの巻き返しを願いたい。

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