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【PIST6】「まだ本当の意味で調子は戻っていない」菊地圭選手は「着には拘らず自分のレースをするだけです」
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で23日から「PIST6 ChamPionship」の「フォースクォーター・ラウンド42」が開催されている。2日目の準決勝4Rに出場する菊地圭選手に話を聞いてみた。
前検日に行われたハロンではトップの出口謙一郎(10秒499)から遅れること0秒132差の10秒631で5番目のタイムを叩き出した。
一次予選Bでは人気に推されたが、逃げた稲垣裕之との力勝負に破れて3着となった。
「稲垣さんの番手に入ろうと思えば入れる流れだったけど、自分にその考えは全くなかったです。自分を応援してくれている方には申し訳なかったけど、始めから出し切る走りをしようと思っていたんです。ただ、結果は結果として受け止めますけど」と振り返る。
「1走目が3着なので、2走目は最低でも3着以内に入らないと行けないと思うんですが、それよりも自分のレースをする事を心掛けるつもり」とキッパリ。
二次予選はハロントップで一次予選を1着だった同期の棚瀬義大との対戦だった。
残り2周では先頭に立ち、カマして来た棚瀬義大の番手に入ったが、最後に詰め寄るも2着までだった。走りを見る限りは力負けの印象だが、「番手に入った時には一杯だった。着を考えての事ではないです」と力なく話す。
「ピストで落車してから重いギヤを踏めなくなっているんです。競輪ではだましながら走れるんですけどね(苦笑)。次は準決勝になると思いますが、(二次予選みたいな)番手とかマークというのはするつもりはないです。そういうレースで負けたりすると後悔するし、自分の走りをやって負けた方がよっぽどいい。2着に入らないと意味はないし、自分のレースをする事だけを考えて走ります」と締め括ってくれた。