グレードレース

競輪放浪記【第14回】(麻雀プロ 滝沢和典)(アオケイ紙面掲載コラム)

2024/02/09

  大宮や西武園競輪場の立ち予想屋、木村安記さんらが発した声援のボリュームが警備員に注意されるという事があった様です。警備員さんたちも競輪場に勤務している以上は、選手への叱咤激励を聞くことは日常茶飯事なはずです。クレームを受けて仕方なく注意にいったかと思うと少しかわいそうな気もしますね。

  私は迫力のある、そして愛のあるヤジが大好きでそれを体感しに現地に足を運んでいる所もあります。グレードの高いレースは友人や家族と一緒に行くことも多いのですが、特観席などを取っていたとしても一度は外で観戦することを勧めています。特に初めて競輪を見る人には是非、打鐘の音、タイヤの音、選手の声、(ヤジも含めた)歓声などをバンクの近くで体感してほしいと思っています。

  KEIRINグランプリ2023を制した松浦悠士選手は、目で確認する前に場内の歓声で脇本選手が仕掛けてきたタイミングがわかったとコメントしていました。

  声援がレース結果に影響を与えたかはわかりませんが、ファンが一体となって作った空気感が極上のライブを生み出したのは間違いないでしょう。

 

  麻雀にも言えることですが、競技に対して深い愛情を感じる人が、多少汚く感じる様な言葉を発しても不快感はありません。しかし、単純に車券が外れた腹いせやストレス解消、他者にマウントを取りたいだけの発言などは注意されても仕方ないと思います。

  しばしば問題になる誹謗中傷問題も「言葉遣い」という文字通りの気遣い、心遣いがあれば誹謗中傷や侮辱にはあたらないのではないかと思います。初心者に優しくないという声も大切ではありますが、新しい場面に挑戦する方はその競技の文化、価値観を確認して尊重するのもマナーのひとつではないかと考えます。

〈右:滝沢和典〉

滝沢 和典 プロフィール

競技麻雀のプロ雀士。

日本プロ麻雀連盟所属。

MリーグではKONAMI麻雀格闘倶楽部に所属。

愛称はタッキー。

キャッチフレーズは「越後の奇跡」、「麻雀バガボンド」

生年月日: 1979年12月6日 (年齢 44歳)

血液型:B型

出生地: 新潟県 長岡市

この記事を書いた人
編集部