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2日目レース後インタビュー
1R
小堺浩二は「初手の位置は特に決めてなくて、取れた位置でいこうと。あの初手の位置で野口君の番手が取り合うとは想定外。打鐘では内に詰まっていたので、このままではマズいと思った所で嵯峨君の動きがあったので。若干立ち遅れたけど、一角あたりからの仕掛けが初日は決まっていたので、イメージ通りの走りは出来たかな。震災で練習不足なのと、腰痛が出たりで万全ではないけど、何とか三月あたりまでは今の点数をキープしていきたい」。
野口裕史は「前受けは狙っていましたが、引いてカマす作戦だったんですよ。流れで突っ張りになったのですが、嵯峨のカマシだけ気を付けていたが追い上げだったんですね。ここまでレースが空いて練習をやりすぎたので直前は立ち眩みもあり体調悪くて。初日よりはマシですがケアしていきたい」。
2R
小谷実は「自分に技量があれば水谷さんを残せたし申し訳ない。2年ぶりぐらいのS級で流れの違いも感じている。自力を捨てた訳ではないので、その時々で並びは考えたい。空いているからといい、簡単に他地区の3番手は回りたくないですね」。
岸沢賢太は「スタートで後ろ攻めになったので河合君もきつかったと思う。自分もSは取りに行ったけど9番車なので厳しかった。水谷さんの早い仕掛けは予想外で、あのタイミングで仕掛けるとは思わなかった。この風でなければ、力的には河合君と決められたと思うし残念。直線が長い分、届いた感じです」。
3R
戸田洋平は「前の方にいられたらやっぱりチャンスがあるんだと再確認できた。特に前の二人がしっかりしているし、そういう時はチャンスなんだと。最近の調子も一人や二人は交わせるくらいの状態だから悪くなかったんですよ。初日走ってみて内が重い。押し込まれる感じで脚を使うんですよ。だから外踏めれば外踏もうと準備していたのが出てくれましたね。一着はいつ以来か覚えていない(昨年八月岸和田初日以来)けど、この先この一着が良い薬になってくれれば」。
伊藤裕貴は「前受けを狙っていたんですが、前中団になったのでそこでもいいかと。中四国を追っていきましたが、橋本さんが外を張って迂回させられた分、スピードが鈍ってしまった。今後の課題は自分のスタイルを確立する事ですね」。
4R
阪本和也は「片岡さんとは初連係だったけど、あの距離を踏んでくれるとは思っていなかった。必ず、どこかで叩くと言っていたけど、素晴らしいですね。僕は後ろの動きを止めるのが仕事だし、残す事を最優先にした。持病のヘルニアの状態も悪くないし、今年は、もうワンランク上の選手になりたい」。
片岡迪之は「流石のレース? 自分でもそう思いながら踏みました(笑)。初日は風にびびって仕掛ける場所はあったけど躊躇した。その反省を活かしました。最近、勝ち上がりに失敗しているので、どこかで流れを変えたいですね。1着権利だったけど納得のレースでした」。
5R
鈴木陸来は「落車の前に絶対にその位置は譲らないと決めていたけど、ガチャンと音がして。自分も内抜きか迷って躊躇してしまった。そこから前を追おうと踏んだが、竹内さんと稲垣さんに思った以上に早く追い付いてしまい、仕掛けると稲垣さんに振られるから溜めていった。今期は初めての一班の点数を狙っている。連日、風が強くて気持ちで負けそうだけど、何とか踏ん張りたいです」。
稲垣裕之は「竹内君とは走る前は特に話さなかったが良いレースをしてくれましたね。最後はワンツーが決まるように追い込んだけど鈴木君が来てしまって。正直、連戦の疲れはありますが、あと二日間頑張ります」。
6R
皿屋豊は「(山口の)出だしが良くて越えたなと。あとは庸平君にしゃくられたりしないように気をつけて。出だしで少し離れたが(山口が)小松崎さんに絡まれたりしたので抜けたのかな。さすがのそつのなさだし心強い。庸平君が来ても併せて仕掛けたと思う。自分の調子は特別良いというわけではなく普通ですね。展開と前のおかげ」。
山口拳矢は「庸平さんよりは前にいたかった。スンナリすぎて迷いながらだったし、あまり綺麗には踏めなかった。バンクコンディションがよくないのもあって感じは良くはないが、自力を出せたので良かった。あとは組み立てをしっかりして自力を出す気持ちがあれば」。
山田庸平は「スタート牽制になったが、何もできないなら前の方が良かったかな。行けるところはいっぱいあったが、拳矢や小松崎さんを見過ぎてしまった。脚は悪くないし、組み立てとかそういうところですね」。
7R
井上昌己は「泰斗とは前受けか中団で、大川剛君がS取りにきたら中団から行こうと。結果的に前からになったが、大川剛君が全開で叩きに来たんでね。引いてから泰斗はよく仕掛けにいきましたよ。連日風が強すぎて感じ良くペダリング出来ていないが、疲れもなく状態は大丈夫」。
嘉永泰斗は「大川剛君が強引に来たから下げて、緩んだら行くポイントで巻き返すつもりが全く流さなくて。彼が強引に行った分、隊列がバラバラになっていましたね。あの流れで判断良く捲りに行けたけど、風が強すぎて変則的な風向きで気持ち良く回して踏めていない。結果的に三人で決まったのは良かったです。調子も初日よりは良くなっている」。
嶋田誠也は「前の二人に離れ気味で追い付き、泰斗が二度目に仕掛けた時は苦しくて地獄でした。コーナリングも車輪が飛ぶことなく追えているので、こんな時は調子良いんですよ。準決が壁になっているので明日はしっかり」。
8R
新田祐大は「(伊東が)残り1周半目掛けて行ってくれて残り1周では一本棒。位置は確認できていて、伊藤旭君が仕掛けてくるかどうかと思ったが仕掛けてきましたね。風があるところ、ないところ、エアポケットがレースによって全然違う。旭君は下げただけで脚をつかってなかったし条件が揃ったのかな。何とか結束して一人でも(上のレースに)の気持ちはありそれは変わらないが、勝ち星をの気持ちも強い」。
瓜生崇智は「(伊藤旭とは)心中のつもりだった。最悪は新田さんのところで勝負したりとか、旭と『競輪しようぜ!』と話していた。あそこを乗り越えるとはね。自分は旭を抜けているし状態はいい。前回も着は悪いが自力で動いていたので」。
伊藤旭は「ホーム8、9番手で最悪だったが、仕掛けたらいい感じで出てくれた。初日からフレームを換えて、しっくりきたのもあった。落車したやつに戻したんですけど、乗ったら良い感じで。瓜生さんは、作戦会議からレース前まで気持ち良く走れるように考えてくださるので走りやすい」。
9R
渡部幸訓は「響平が自分と荻原尚人さんに気をつかってくれる踏み方で連れていってくれましたね。自分の横に誰も並ぶことなく、最高の流れになりましたね。最後踏んでみたら抜けてホッとしましたよ。初日の感じだと追走できるか不安でしたから。通算三百勝はもちろん嬉しいけど、まだ通過点。それよりも今月一杯のダービー賞金で特選スタートできるかの方が気がかり。明日も頑張って決勝に乗れる様に」。
新山響平は「車番が良かったので前を取ってもらって突っ張りを一番に考えていきました。別線の動きが遅めで変化球を付けられた感じでしたが、誰が来ても突っ張ろうと思っていたので、自分の横に来させない感じで踏んだ。GP前に届いたフレームを二日間使ったけど、まだしっくりきていない。原因は分かっている、ハンドル周りの部品が欠品中で手に入らなくて。それを含めて感じは悪くないし、初日と比べ疲れも抜けて上向いてきました」。
荻原尚人は「S班と連係出来ただけでも良い思い出なのに、同期同級生の幸訓とも連係出来たのでね。もうお腹一杯(笑)」。
10R
吉田拓矢は「青柳君のとこ反応できればよかったけど、そこで見ちゃって、古性さんをアテにする感じになりました。(坂上樹大を飛ばしたところは)詰まって、フワってなったので、あそこ入って行く感じに。余裕はあったんですけど、ちょっと大事にいきすぎましたね。G1だとあれじゃ万事休す。入れないんで、あそこは。勝つには勝ったけど今日は隙が多かったです」。
古性優作は「ライン3人で決まるかなと思ったけど、自分の力がなかったです。捲って3コーナーくらいで良い感覚が出そうで出なかった。それが出たら特別を走っても面白いなぁと。あのまま行ったらもうちょっと体が動いてくれそうな感じがあって、ほんとに良いときはそこからグググって脚がもうひと上がりして加速するんですが…。まあでも今の時期でこれくらい動けたらマシかな。悪くはないと思います」。
窓場千加頼は「迫力がすごかったです。赤パンの後ろは光栄ですし、緊張もありました。同期で1つしか年齢も違わないので、気力だけは負けないように、なおかつ離れないようにと思っていました。ゴール前で吉田君が真後ろにいるのが分かったので、しっかり見て、牽制してから迫れるようにと思ったんですが…。脚力通りの結果だったと思います。古性さんはやっぱりレース中の要所要所の判断がすごい。これからもう少し点数を持って、次は任せてくださいと言えるような関係になりたいですね」。
11R
佐藤慎太郎は「前回の川崎は二次予選で飛んでしまったし、勝ててクリアできてホッとしています。晋也はだいぶ落ち着いていたね。S班佐藤を連れての重さを感じさせないような(笑)。でも仕掛けを見極めて走ってくれてるんでね。須永は残念だったけど晋也と決まって良かったですよ。今回は地元ってことで声援も多いし、準決勝もしっかり気を引き締めていきますよ」。
高橋晋也は「連日後ろが重すぎて疲れますよ。レースを振り返ってみると、打鐘前で別線三車が踏み合っていたのを冷静に見て、行けるタイミングを計っていた。自分がバック踏んで仕掛けたから、須永さんはキツかったですね。そこは反省点。二日間責任感を持って走れているのは今後自分のためにもなるはず。状態は良いし決勝に乗れるように準決勝も頑張る」。
小西晴己。「初日勝ち上がれた時に、二次予選以降は少しでも爪痕を残そうと。それだけを考え必死に走っていたので勝ち上がれてビックリ。明日はもっと強敵が相手ですし、更に爪痕を残したい気持ちが強くなりました」。
12R
石原颯は「誘導がペースを上げてくれたので楽だった。(打鐘の)2センターの落車は分かったし、来られたら来られたで仕方ないので。コンディションに変化はない。初日もいい感じだったし、たくさん寝て準決に臨むだけ」。
湊聖二は「石原君が前を取れというので(笑)。あとは石原君に全て任せていたし、彼が全部判断してくれた。鐘を過ぎたら突っ張ると思ったし、めちゃくちゃ強かった。ガチで抜きにいったんですけどね。彼はいい時に近いと思うよ。自分は抜けてないし良くはないけど、まあ石原君が強かったということで」。
寺沼拓摩は「まさか初手で中団が取れるとは思っていなかったし、頭になかった。モガき合ってくれたらとか、脇本さんが行っちゃったらスイッチとか考えながら。最後は一杯一杯で必死。正直、自分は長い距離をモガけるタイプじゃないですが、初日も4着まで粘れているので。記念の準決に乗れるのは初めて。できることをしっかり頑張るだけ」。