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初日レース後インタビュー
1R
和田圭は「大川君とは突っ張る作戦を基本に、風が強かったので後は臨機応変に流れで走ろうと話していた。彼は捲れると思い下げたんでしょうが、あまりの強風で脚を削られていたんでしょうね。バック過ぎからは自分で咄嗟の判断で下へ降りあのコースへ。平の記念って事で周りも気合いが入っているので、不甲斐ない走りは出来なかったので勝てて良かったです。調子も問題ないですね」。
林敬宏は「突っ張りを基本に考えていたんですよ。一度も前へ出れなかったから内容は…。S級デビュー戦の前回が三日間末着の七着だったので勝ち上がれたのはビックリ。脚を使っていなくて伸びたとはいえ、脚の感じは自分のなかでは良いです」。
岸澤賢太は「1、2コーナーで流れる以外は全部風が向かっている感じでしたね。途中で心が折れそうでしたが、バックでゴチャついたので何とか勝ち上がりの五着までと踏んだら伸びてくれましたね。点数を上げたいところでの勝ち上がり三着は大きい」。
2R
鈴木庸之は「公式発表は4メートルだが、実際は15メートルぐらいの強風が吹いている。風でなぎ倒れそうになったし、真っ直ぐ踏むのもきつかった。後ろの柿沢君がスタートを取り、前の寺沼君が行ってくれ、自分は何もやっていない。ただ、直前、弥彦に雪がなかったからバンク練習をやれたのは大きい。腰は相変わらずと言う感じで、だましだましですよ」。
柿沢大貴は「僕はスタートを取るのが仕事。そこだけ集中していた。練習中の落車で肩甲骨を骨折。その後、奈良記念でも肋骨を骨折。復帰4場所目だけど、やっと良くなった感覚はある」。
小西晴己は「主導権は取れなかったけど、レースには参加できた。初のS級で勝ち上がれた事も嬉しい。直前、腰痛も出たけど、コンディション的には大丈夫そう」。
3R
山根将太は「遅れてしまい八、九番手に。そこからは流れで詰まった所を仕掛けようと準備はしていたんですけどね。あの流れで届いたのは直線が長いおかげ。最近は積極性が欠けているので、そこは上げていきたい。とりあえずは勝てたので、明日以降は内容も求めながらいきたい」。
山賀雅仁は「引いたラインのカマシが怖かったけど、前がそのまま駆けてくれて川越君もあの位置だったんでね。バックから仕掛けてくれて、あとは残したかったから踏むタイミングの判断が難しかった。山根君が大外を来たのは仕方ない。復帰戦にしては良い方だから明日以降もしっかりと」。
川越勇星は「自分が斬ってから河合さんが結構踏み上げて先行態勢に入ったので、無理に叩くよりは四、五番手のあの位置で良いかと。仕掛けた時の車の進みは悪くなかったんですが、風が強烈でバンクも重くて何が何だかよく分からなかった。三着に入れたので復帰戦にしては最低限の合格点かな」。
4R
伊東翔貴は「あそこまで上遠野君が行ってくれるとは思っていなかった。嬉しい誤算。番手捲りは嫌だったので、4角まで持ってくれと願っていた。もう少し技量があれば、残せたかな。1着を取らないと彼の先行が無意味になると思い踏まさせてもらった。補充はあるけど、正選手の地元記念は初めて。あと3日間、奇跡を起こしますよ(笑)」。
瓜生崇智は「笑った感じが似ていると言われている。だから写真撮影用に、ドジャースの帽子もかぶってきた。今日は田川君が一旦、前に出てくれたおかげ。それで自分のコースができました」。
山口翼は「詰まった場所は何度かあったけど大事にいった。佐藤君と2人で勝ち上がれたので最低限の走りはできたと思う」。
5R
窓場千加頼は「風が強かったので作戦で心掛けていたのは最初に動かないで、タイミング見て行ける所から行こうと。風が追ったホーム手前で中団内の鈴木陸来君が遅れたので外併走で良いかと。前団が風と当たって止まりそうな所の一角から仕掛けました。何点か作戦を組んでいたので、その一つがハマりましたね。9車の方が周りが脚を使ってくれるから自分は走りやすさがある。勝てて良かったです」。
小川賢人は「三番手を回るか自分でやるかでコメントは迷ったんですが、いろいろ出来た方が一番強いし、今日に関しては三番手からレースをしようと決めた。前回も二連対と感じ良く、今回も日にちが空き練習が出来たので更にレベルを上げられた走りが出来たと思う。明日以降も自分でやるにしろ、ラインを固めるにしろ与えられたポジションで精一杯走る」。
青柳靖起は「打鐘から前へ出されて100%持たないと思った。ただ、ある程度踏んでおけば後ろも仕事をしやすいはずなので、そこは踏ん張り何とか三着まで入ろうと気持ちを入れ替えた。結果的にライン三人で勝ち上がれたのでヨシとしましょう」。
6R
皿屋豊は「それほど位置に拘りはなく、取れたところから前々に。1車遅れてきてバック踏んでからだったのでスピードは鈍った。やっと堅い配当を出せましたね(笑)。一走して刺激が入ったし、楽な展開になればもっとスピードが出せる」。
神田紘輔は「皿屋さんにしては長かったと思うけど、あそこから行くんだから強い。風は番手でもキツいし全然抜けない。どこからでも色んな風があるし、調子云々でなく重かった」。
荻原尚人は「今日はコンディションを考えて前から。出切って1角からバックまでの橋本さんの伸びが良かったし、杉山がいないだろうなと思ったらやっぱり(笑)。一杯だったし重かったけどみんなキツい中で多少の余裕はありました」。
7R
川村晃司は「これだけ風が強い中、高田君がカカっていて強い先行をしてくれました。あとは一着を取りつつどこまで残せるか勝負でした。去年はセッティングに悩むことが多かったのですが、年末に噛み合ってきて感じも良い。中二週間も普通に練習が出来て調子も問題ないですね」。
杉本正隆は「武田君は中団を取れていたし仕掛けると思ったが、思いのほか風が強くタイミングを取れなかった感じがしたので、最後は申し訳ないけど内へ。勝ち上がれたのは武田君が中団を取ってくれたのが全て」。
伊藤旭は「中団からの先斬りで、勢いを付けすぎたら誘導が気になって下げて。そこが勝負処でしたね。ケガ明けで走ってみたけど、全体的に落ちている感じがする。後ろにもチャンスをなくしてしまったのが申し訳ない。今回は戻す意味でも一日、一日練習と思って走った方が良いかもしれませんね」。
8R
嶋田誠也は「スタートを任されていて緊張した。林君は自分の競走をしてくれたし、自分のギヤが人よりも軽い分、この風でよかったのかな。落車はいっぱいしているし、治し方、セッティングの出し方は決まってきた」。
小林潤二は「梁島がバックから行ってくれたし、スピードが違うから行っちゃうだろうと思った。梁島だけ行って俺のところに内藤君か来るかと思ったけど乗り越えられたので。S級の点数がかかっていた時から気持ちは入っている。年末は(小林)泰正が獲ってくれたし叔父と甥で頑張っていきたいね」。
梁島邦友は「組み立てはよくなかったですね。記念の二次予選に進むのは初めて。自転車は師匠の山下(渡)さんに見てもらって、セッティングが出ている」。
9R
小松崎大地は「桜井君がしっかりとレースを作ってくれましたね。あとは自分の判断でラインを引き込むか、引き連れるかの流れかと。一ヶ月ぶりのレースでしたが良い緊張感で走れましたし、明日以降もしっかり走れる感触はありました」。
池田良は「三角すぎは外はもう厳しそうだったので。コース取りだけ間違えないようにいこうと内へ。前回よりは感じも良さそうでした」。
青井賢治は「前の二人がしっかりしていたので信用して付いていました。今年に入り大きい着を叩いていたし、この勝ち上がりは嬉しいですね。調子も徐々に良くなってきたのでまだまだ頑張らないと」。
10R
石原颯は「(蒔田が叩きに行って)焦ったっすね。そのあと(太刀川が蒔田を)入れちゃったんで、入れて、詰まって、そこから行った感じです。拓矢さんがめっちゃ車間を空けていたので行きづらかったです。だいぶ戻ってきた? そうですね。今はちゃんと練習してるんで。落車しまくってモチベーションが上がらない時期もあったんですが、今は落車せず練習できているのでいいと思います」。
吉田拓矢は「壮史も踏めていたし(石原は)飛ぶかなと思ったけど、伸びてきましたね。そのへんの目測を誤りました。自分も空けすぎたので若干消耗しました。止まるかなと思ったけど、平は外が伸びるので、そのへんの感覚がズレていたかもしれません。取らせてもらえる1着を逃しちゃったのでお客さんには申し訳ないです」。
橋本壮史は「ずっと踏みっぱなしみたいな感じで苦しかったです。いつも通り自分の考えてる踏み上げはできたけど、思ったより押し返された感じですね。冬場の取手も風は強いけど、その2倍くらい強かった(苦笑)。このコンディションで逃げて3着なので自信につながると思います。状態の方もちょっとずつ戻ってきましたね」。
11R
山崎芳仁は「風が強いコンディションだったので、引いてカマして行こうと作戦を組んでいた。前へ出切ってから、一角で後ろの気配を感じず、翔が離れたんだと分かった。もう晋也との争いになったので交わせて良かった。前回含めてラインに助けられた一着。お客さんの声援も多く、期待に応えられて良かったです」。
高橋晋也は「いや~緊張しました。作戦としては普段使っているバンクですし、この風が強いコンディションだとどこが軽くなっているか、踏み切るか何となく分かっていたので、想像していたポイントで仕掛けていけた。自分の成長を感じたし、このままま勝ち上がって決勝に乗って優勝出来るように頑張りたいです」。
坂上樹大は「確かに凄いメンバーが相手ですが、勝ち上がりの五着くらいなら有り得るかと思って走りました。久々にS級を走った感じは周りが強いしキツいね。バック過ぎは周りを見る余裕がなかった。震災で走れず今年の初戦でしたが、走れることに感謝しないと。まずは勝ち上がれてホッとしました」。
12R
脇本雄太は「今年に関しては変化を求めていきたいと思っているし、そこは古性君の合意も得て走りました。たまたま今日はうまくいきましたけど、これからもチャレンジするところはしていきたい。(打鐘前に追い上げたところは)今日は外から行きましたけど、たまには内かもしれないし、そのへんはしっかりやっていこうと思っています。課題としてはそこが一番なので。最後は新田さんがどういう感じで踏んでくるかなと思ったんですけど、あんなに横に持ってくるとは思わなかったです。そのへんは自分も経験しないとなって思いました。今回は多少不安を抱えながらの開催だったんですけど、しっかり結果が出てくれたし、悪くないのかなと思います」。
古性優作は「僕自身は要所要所でちゃんと仕事できるかなって感じでしたけど、とにかく風が強くてキツかったです。3コーナーくらいの段階で脚に乳酸が溜まってキツくなりました。そこまでもうちょっと奇麗に持っていければ…。今日に関しては普通に自分の実力がなくて、脇本さんの捲りがキツかった。風がなくてもキツかったです。今回から新車と新しい車輪を使っているので、それが日に日に馴染んでいけばいいかなと思います」。
新田祐大は「(脇本が)ここだと思ったポイントで来なくて、後ろを見たときもそんなに…って感じだったんですけど、そのあとの加速がすごくてタッチすることもできませんでした。彼ら2人だけズバ抜けてスピードがよくて行ってしまいましたね。新山君のカカリは悪くなかったし、むしろ良かったんですが…。今日は人の後ろではあるんですけど、体の反応はすごくよかったです。いつもなら新山君が踏み上げるときに千切れるような感じになるのに、今日はしっかり対応できたので。状態いいと思います」。