アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
圧倒的な走りで連勝ゴールの藤井。一次予選では前反祐一郎、二次予選では藤岡隆治が真後ろのコース。
2人とも藤井が前回参加した際にも後ろを追う展開になったが、その時はぴったり追っていたのだが、2人して「前回よりもパワーアップしている…」と口にしていた。特に藤岡は「口が空いてしまった…。タイム的にもだけど、今回は藤井君の力が断トツで抜けている。
これは今回も完全優勝しちゃうでしょう」と話していた。
その圧倒的な走りの通り、藤井の単勝オッズは断トツの1.0倍。
「現行競輪では1.0倍のオッズなんてなかなかないし、絶対に勝たないといけない緊張感が凄いですね」と苦笑いを浮かべていた。
近況は現行競輪でも点数を上げ、存在感をアピールしているが、PIST6も2度目で完全優勝を勢い付いている。
そんな藤井に今年最後の31日を迎えるにあたり、一年を振り返ってもらった。
「今年ですか? 後半はPIST6に参加したことで現行競輪の点数が上がった。
今期はS級1班の点数を取れたので、来々期は1班。ビッグレースでも活躍できるようになりたいです。
スピードをもらってカマすのが自分は好きだけど、押さえていったり突っ張ったり自分でペースを上げていったりもしていかないとですね」
と充実の後半戦を振り返りながらも今後の課題を話してくれた。
今回同あっせんで師匠の水谷良和は
「自力選手はPIST6に走った方が絶対に良い。仕掛けるタイミングだったり、競輪に繋がっていく。
自分が参加した方がいいって勧めたけど、アドバイスは何もしていない。
何にもしなくても侑吾なら力で行っちゃうからね(笑)」と嬉しそうに話していた。
タイムトライアル1位から不安を感じさせない走りを見せ付けている藤井。
2連覇を目指してまずは準決勝で1着クリアを目指す。