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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「サードクォーター」が30日に初日を迎える。 一次予選D(4R)に出走する稲垣裕之に話を聞いた。
今開催は30日、31日と今年最後のPIST6で今期、今年の締めくくりとなる開催でもある。
新たに取り入れたことが多かったという稲垣裕之に今年一年について聞いてみた。
「今年は練習だったり、試行錯誤をしていた。新しいウェイトトレーニングを取り入れたりしたけど、
新しいことを取り入れたことで股関節を痛めてしまったり…。波があったりともどかしいというか、そんな一年でしたね」と振り返った。
険しい表情を見せていたが、話の流れでPIST6についても触れてくれた。
稲垣にPIST6のことについて聞いたときに、「若い選手と一緒に走ることでいい刺激がもらえる」と聞いていたが、その刺激は競輪にも活きているようだった。
「普段、一緒に走る機会がない若手の選手達と走るのは本当に刺激になる。
自分はPIST6で自在にというか、脚を使って位置を取ったりという感じの走りをしているけど、競輪の追い込み、マークと人の後ろに付く方に活きている」。
「PIST6は競輪と違ってヨコがないから、自転車の動きを最低限に押さえないといけない。
外併走のときの動きとかもそうですね」と話した。
最近は稲垣自身で動く番組もちらほらあるが、日の浅い記者はどちらかというと稲垣は人の後ろを回っているというイメージが強い。
話を聞いているとよく聞く『何年選手をやっていても勉強』という言葉がピタッとはまった。
今節は唯一のS級1班となり、走るレースでは注目度も高い。今までの経験値も駆使しながらまずは予選クリアといきたい。