アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
前橋輪場のナイター競輪「オッズパーク杯(FII)」が16日から開幕する。 ガールズ予選① 6Rを走る小泉夢菜に話を聞いた。
小泉は前走の青森開催でデビュー後初の連勝での勝ち上がり。
決勝も混戦メンバーの中ではあったが、前々に良いコースを突きながら3着。競走得点も右肩上がりだ。
デビュー後しばらくはレース後に出し切れず「うーん…」と納得がいっていない様子を見ることも多かったが、少し表情が違った。
「今までは脚だけで踏んでいたけど、上半身を使いながら走ることが出来るようになってきたんです!
失敗したなっていうときはすぐ分かるし、まだ安定出来ていないんですけどね(苦笑)」とこれからではあるが良い兆しを掴んだようだ。
小泉の持ち味は併走から絶妙なコースを突いての粘り強い走り。
「併走は得意です!」と自信気に話していたが「どうしてもダッシュがないので併走になっちゃうんです…」とこれからの課題?
のようにも捉えられた。ただ、彼女のしぶとい走りを見ていると車券に絡めて買いたくなる選手の一人だ。
今節は競輪祭前ということもあり混戦メンバー。更に積極型が不在でどの選手に聞いても『難しいですね…(苦笑)』と口を揃えていた。
「今回はメンバー的にも自力も出せたら良いなって思っているんです。今回は強気に行ってみたいな、って」と話していた。
差し・マークの決まり手しかないが、小泉は自分で脚を使って位置を取れるし、しっかりとタテにも踏める器用な選手。
強者が揃った今節だが、今回も巧い立ち回りに期待したい。
ひとクセふたクセある前橋バンクは初めてだそうだが、感覚をモノにしてまずは良いスタートを切りたい。