グレードレース

競輪祭開催記念 特別コラム

2023/11/09

地元専門紙コンドルの武田一康社長が競輪祭の歴史を振り返る。

 父親に連れて行って貰った昭和38年の小倉競輪祭、その時は若手を集結させた新鋭王座戦が3日間開催されて、競輪王は4日間隔を置いての合計6日間。新鋭王で決勝に乗った9人はそのまゝ残りの競輪王に参加するシステム。同年代のライバルを相手に逃げて3連勝を決めたのは一時代を築いた高原永伍(神奈川13期)。その勢いそのまゝ圧倒的パワーで都合6連勝で満員のファンを虜にした勇姿を目の当たりにしたのが15歳の時でした。

 それから1年も欠かさず生観戦して来た競輪祭。田中博(群馬)福島正幸(群馬)阿部道(宮城)の3強時代を経て、中野浩一(福岡)井上茂徳(佐賀)が死闘を演じた4年間も。そして滝沢正光(千葉)が後輩鈴木誠(千葉)を番手捲りしてグランドスラムを決めた時の2着は前年に優勝した波潟和男(東京)。そして共に3連覇した神山雄一郎(栃木)吉岡稔真(福岡)の時代があり、其の後は北九州メディアドームに舞台を移し、伏見俊昭・山崎芳仁・新田祐大の福島トリオ。武田豊樹(茨城)平原康多(埼玉)後閑信一(群馬・東京)の関東。その名の通り2度Vは小倉竜二(徳島)。地元加倉正義(福岡)の優勝も生で。昨年の新山響平(青森)。北日本・関東・中部・中国・四国・九州から優勝者は出て近代で無いのが近畿。松本整・村上義弘・博幸の京都、そして市田佳寿浩(福井)も獲れない流れを断ち切らんと虎視眈々と狙ってるのが脇本雄太(福井)古性優作(大阪)。古性はGPも獲り、真のグランドスラムに足りないのが競輪祭と日本選手権(ダービー)。大怪我から復帰2戦目に成る脇本は競輪祭と全日本選抜。2人共「獲りに行く」と宣言して居り、今回の競輪祭の主役は誰もが認めてる両雄。不安があるとすればドームの空気が合わないのがこれ迄苦が手にしてる事実。

 注目のグランプリレースは3冠の古性優作(大阪)、ダービー優勝の山口拳矢(岐阜)、オールスターを獲った眞杉匠(栃木)そして賞金で佐藤慎太郎(福島)松浦悠士(広島)清水裕友(山口)迄は大丈夫。四日市記念の賞金で7位をキープした深谷知広(静岡)迄は当確圏内と成り、残り2枠は前記7人が優勝するか準Vであれば8位の脇本雄太(福井)、9位新山響平(青森)で決まる事に。10位の新田祐大(福島)11位、犬伏湧也(徳島)12位、郡司浩平(神奈川)は優勝せずとも2着迄に入れば可能性が。他の選手は獲るしか。そこで期待したい筆頭は来年の6月末に400バンクに生まれ変わりオープンする熊本競輪場のこけら落としには赤パンツで出場して欲しい肥後のプリンス嘉永泰斗(熊本)。次いでナショナルチームの大エース太田海也(岡山)。そして地元代表、北津留翼(福岡)の3人は無条件で頭から狙える異次元パワーの持ち主。

 ガールズは高松宮記念杯Vの児玉碧衣(福岡)とオールガールズを制した佐藤水菜(神奈川)。賞金で久米詩(静岡)吉川美穂(和歌山)はセーフ。石井寛子(東京)尾方真生(福岡)坂口楓華(愛知)山原さくら(高知)柳原真緒(福井)小林莉子(東京)は立川ガールズグランプリ出場はそれこそミクロの争い。男同様、女の熱い闘いも熾烈。私の予想はパリ五輪でメダルを狙ってるワールドパワーの佐藤水菜がVの一番手。対抗は小倉バンクの鬼、児玉碧衣。そして一発大逆転を狙ってるナショナルチームの太田りゆ(埼玉)が3番手。競輪祭当日は6日間、4階の特設ステージで午後3時から全レースの展開と狙い目の予想をしますので、時間に余裕がある方はご列席の程をお願いします。

 

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編集部