グレードレース

【京王閣競輪開設74周年記念 ゴールドカップレース】初日 宿口陽一

2023/10/28

昨年覇者の宿口陽一は差して1着スタート

 

昨年の決勝は埼玉カルテットの3番手回り。森田優弥の男気先行から平原康多の番手捲り。3番手の宿口が内から抜け出して優勝したのだが、本人はあの優勝を「苦い思い出」と話す。

 

そして迎えた初日。目標は関東でもトップクラスのスピードを誇る坂井洋。その坂井が1センターから豪快に捲ると踏み出しこそ一瞬空いたが、バック過ぎには追いつき最後は楽差し。前回の小田原G3を制した脚は本物で予選から好スタートを切った。

「坂井君とは何回連係しても彼の初速が合わない。追いついてからはニュートラルに入ったので最後は交わせたけど。練習メニューを街道に少し変えたのが合っているのか、余裕はありました」と確かな手応えを口にする。

 

前回の決勝で北井佑季を捲っているだけにデキ自体は間違いなくいい。もちろん本人は連覇を視野に入れているはず。

「今年は自分の仕事をしっかりやった上で結果を出したい」。

二次予選は目標不在で自力の番組。別線には町田太我、根田空史という強烈な機動型が揃ったが、調子の良さで突破してみせる。