アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で15日から「PIST6 Championship」の「セカンドクォーター」ラウンド19が開幕。2度目の優勝を狙う東矢圭吾と初出場のルーキー・保田浩輔に話を聞いた。
デビュー2年目の東矢圭吾は7月にS級へと昇級し、着実に成長の歩みを進めている。PIST6では初出場で完全優勝を達成、今回が4度目の参戦となる。
「ここ2開催、決勝では仕掛けるタイミングを逃しているので、思い切り行けるかどうかが鍵ですね。強敵ぞろいだけど、目標はもちろん優勝」と意気込みを示した。
また、東矢は「来月の地元・熊本記念(久留米で代替開催)に呼んでもらえたし、熊本競輪も来年から再開するのでモチベーションも上がっている」
と2016年に熊本地震で被災して以来、8年ぶりに再開するホームバンクへ思いを募らせる。
タイムトライアルは10秒231で自己ベストを更新。「これまで前半のタイムが出ていなかったので、入り方を意識して早めにしたらタイムが出た」
その隣で「東矢先輩には勝てない(苦笑)」とお手上げだったのは初出場の保田浩輔。
実はこの二人、中央大・自転車競技部の先輩と後輩。タンデムスプリント(※)でペアを組み、全国クラスの大会で実績を残した。(※2人乗り用の自転車で行うスプリント競技)
大学時代にタンデムスプリントでペアを組んでいた保田浩輔(左)と東矢圭吾
1学年後輩の保田は「初出場でイメージは湧かないけど、同期や若手選手のレースはチェックしてきた。チャレンジャーの気持ちで頑張りたい。PIST6では先行にこだわらず、コースや並びに応じて柔軟に走ります」と話す。
ともに養成所ではゴールデンキャップを獲得した逸材(東矢は2回)。互いに手の内は知り尽くしている?願わくば、決勝でこの二人の対決が見たい。