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今年5月のデビュー以来、圧倒的な走りで3場所連続の完全優勝を飾り、A級2班への特別昇班を決めた小笠原匠海(129期・東京・26才)。
「ホームバンク(西武園)で特別昇班できてうれしい」と素直な喜びを口にしていたが、昇班後初となる立川でのレースを翌日に控え、その表情は一転してきりりと引き締まる。初戦にかける決意の表れだろう。
「甘くはないと思っています。初めての階級で、自分の実力がどこまで通用するのか。でも、やるべきことは変わりません。これまでと同様にやれることをしっかりやって、結果がついてきてくれれば」。と、淡々と語る言葉の裏には、新たなステージへの挑戦と覚悟が垣間見える。見据えるのは当然、「優勝」の二文字だ。
「(レースでは)初めての立川だが、いつものように流れを踏みたい」と語る通り、自らのスタイルを貫くつもりだ。そして「後ろについてもらっている以上、ワンツーで決めたい」という言葉には、先陣を切ってラインを引き連れる自覚と強い責任感が滲み出る。
その真剣な表情の小笠原の耳元には、「変革」や「秘めた情熱」を象徴するアレキサンドライトのピアス、手元には「揺るぎない意志」や「成功」の石言葉を持つサファイアの指輪がきらりと輝いている。実は小笠原の実家は宝飾店を営んでおり、身に着けているジュエリーを通じて、いつも背中を押してくれる家族の応援も、彼にとって大きな力となっている。
中6日のスケジュールで身体をしっかり休め、コンディション調整も万全。立川のバンクには「重い印象」を持つというが、懸念の色はない。前回の西武園は土砂降りの中で掴み取った優勝だった。「雨も味方につけて、しっかり力と速さを出せるか」。タフな環境さえも力に変える自信もあるようだ。
同期では伊藤京介(三重)に続く2人目の特別昇班。相手のレベルが上がる本格戦でも、持ち前のパワーとスピードでバンクを支配できるか。気合十分な若き才能の走りに注目したい。